研究課題/領域番号 |
18320013
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
佐藤 錬太郎 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40196291)
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研究分担者 |
弓巾 和順 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80210590)
近藤 浩之 北海道大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (60322773)
水上 雅晴 北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教 (60261260)
山際 明利 苫小牧工業高等専門学校, 教授 (20249717)
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キーワード | 中国哲学 / 科挙 / 四書 |
研究概要 |
本年度は前年度に引き続き、科挙学に関する研究者を多数擁する海外の大学との学術交流を推進した。研究代表者は、2007年4月26日から28日に中国余姚市で開催された王陽明国際学術討論会に招聘され、浙江大学及び浙江省国際陽明学研究センターの研究者と学術交流を行った。また、5月25日から27日には、台湾の東呉大学の哲学教学與研究センターの「儒家哲学的典範重構與詮釋造」国際学術研討会議(The International Symposium of Confucian Philosophy)に招聘され、台湾及び中国の研究者と学術交流を行った。次いで、7月20日21日には、政治大学・台湾大学で開催された第二回「東亜経典詮釋中的語文分析(東アジア経典解釈中の言語分析)」学術研討論会に研究分担者の弓巾教授と大学院の研究協力者6名を派遣して研究発表と討論を行い、学術交流を進めた。8月10日から13日まで、米国イリノイ大学の周啓栄(Kai-wing Chow)教授を招聘し、清代初期の知識人が、科挙で出題される朱子学に関する『四書』関係の注釈書・解説書などの出版を盛んに行ない朱子学の再興を目指した情況について講演してもらい、研究交流の結果、新たな知見が得られた。9月25日26日には科挙学に関する国内における代表的な研究者である福岡教育大学の鶴成久章教授を招聘し、「科挙制度を対象とする思想史的研究の可能性と課題」および「明成化年間における八股文」について講演してもらい、具体的に利用可能な資料やその利用法に関する議論がなされ、今後の研究計画遂行上、有益な知見が得られた。また、11月13日14日には、米国シカゴ大學東アジア言語文明学科の夏含夷(Edward L. Shaughnessy)教授を招聘し、易学の最新の研究動向について討論し、交流を進めた。講演の内容、研究成果は逐次、翻訳し公表しつつある。
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