研究課題/領域番号 |
18320013
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
佐藤 錬太郎 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40196291)
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研究分担者 |
弓巾 和順 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20202393)
近藤 浩之 北海道大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (60322773)
水上 雅晴 北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教 (60261260)
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キーワード | 中国哲学 / 科挙 / 経学 |
研究概要 |
本年度は前年度に引き続き、科挙学に関する資料の収集に努め、科挙学研究者を擁する海外の大学との学術交流を推進した。研究代表者および研究分担者は、2008年9月20・21日に学習院大学東洋文化研究所・台湾大学哲学系・韓国成均館大学哲学系が主催した「東アジアの陽明学」国際シンポジウムに招聘され、科挙の経学について資料収集し、研究発表を行うと共に韓国、台湾、国内の研究者と中国近世の科挙学について意見を交換し、2008年10月14・15日には中国天津市教育考試与評価研究所・北京大学歴史文化研究所・厦門大学考試研究センター・中国社会科学院歴史研究所が共同で主催した第四回「科挙制と科挙学」国際学術シンポジウムに招聘され、科挙学に関する研究発表を行い、最新の研究動向と今後の研究交流について協議した。また、2008年11月23・24日には中国北京市で北京大学中国古文献研究中心が主催した「中国経典文献詮釈芸術国際学術研討会」に招聘され、科挙学の経学に関する資料収集と研究発表を行い、中国、シンガポール、台湾、米国の研究者と学術討論し、研究交流を深めた。さらに、2008年11月29日には二松学舎大学で開催された『論語』に関するシンポジウムに参加し、国内の研究者との交流を進めた。交流、協議の結果、科挙学に造詣の深い研究者として、中国からは、中国科挙学会会長である厦門大学歴史系の劉海峰教授や北京大学歴史系の張希清教授ほか15名、台湾からは、台湾大学中文系の鄭吉雄教授ら5名、日本国内からは福岡教育大学の鶴成久章教授や東北大学の三浦秀一教授ほか12名が、本研究の最終年度に当たる2009年8月26・27・28日に北海道大学に参集し、科挙学の国際シンポジウムを開催する計画について合意を見た。すでに、招聘状を発送し、シンポジウムの開催準備に入り、最新の科挙学の研究成果がシンポジウムの予稿集、報告書に反映されるよう編集態勢を整えつつある。
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