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2006 年度 実績報告書

瑜伽行学派における大乘仏説論の思想史的研究-『大乗荘厳経論』を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 18320017
研究機関龍谷大学

研究代表者

芳村 博実  龍谷大学, 文学部, 教授 (00201062)

研究分担者 荒牧 典俊  大谷大学, 文学部, 教授 (30027536)
桂 紹隆  龍谷大学, 文学部, 教授 (50097903)
早島 理  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60108272)
能仁 正顕  龍谷大学, 文学部, 教授 (70290210)
キーワード大乗仏説論 / 大乗荘厳経論 / 瑜伽行唯識学派 / 思想史研究 / 仏典校訂・翻訳
研究概要

本研究の目的は、初期瑜伽行唯識学派の代表的な論書である『大乗荘厳経論』のコアとなる部分の梵文テキストの批判的校訂と翻訳、訳注を完成し、大乗経典登場以来の究極的な課題である「大乗仏説論」を様々な視点から解明しようとすることにある。
本年度は、学期中の毎週木曜日夕方、龍谷大学大宮学舎に集まり、第九章「菩提品」の故長尾雅人先生が作成された梵文校訂テキストを複数の写本を参照しながら再検討し、批判的校訂本を作成してきた。同時に荒牧典俊教授が準備した和訳を参加者全員が安慧釈や無性釈を参照して吟味・検討し、最終的な和訳を作成してきた。2006年11月には、東京の国際仏教大学院大学で講義するために来日中のシュミットハウゼン博士をお招きして、我々の研究成果のレビューをしていただいた。2007年度中には第9章の校訂・翻訳・訳注を終え、第11章に対する同様の作業に入りたいと考えている。
荒牧教授は2006年夏の国際ホワイトヘッド学会に参加され、研究成果の一部を発表された。研究協力者の一人である乗山氏は龍谷大学教授若原雄昭氏とともにインド・ネパールに仏教梵語写本の調査・収集に出かけて、新しい知見を得てきた。
本研究参加者は、全員がそれぞれの専門分野の視点から「大乗仏説論」に関する研究を進めつつあるが、2007年度には順時その成果を研究会で発表し、2008年度には学会発表、学術論文作成へと結実させる予定である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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