| 研究課題/領域番号 |
18320030
|
|---|
| 研究機関 | 秋田公立美術工芸短期大学 |
|---|
研究代表者 |
樋田 豊次郎 秋田公立美術工芸短期大学, 学長 (40132708)
|
|---|
| 研究分担者 |
松原 龍一 独立行政法人国立美術館京都国立近代美術館, 学芸課, 主任研究員 (40270491)
横溝 廣子 東京芸術大学, 大学美術館, 准教授 (90205229)
|
|---|
| キーワード | 伝統 / アジア / 官設美術展 / 近代工芸 / 楽浪漆器 / 六角紫水 / 小場恒吉 / 戦前 |
|---|
| 研究概要 |
平成21年度は、国際シンポジウム「『楽浪漆器』出土に学ぶアジア造形文化を繋ぐ思想」を、日韓中の研究者によって開催した。これは、昭和戦前期の官展工芸に出品された六角紫水の作品研究として実施された。これにより、六角紫水が戦前の官設美術展で発表した漆芸作品が、アジアの造形的連繋を構想していたことが明らかにされた。
シンポジウム「『楽浪漆器』出土に学ぶアジア造形文化を繋ぐ思想の研究」
(秋田公立美術工芸大学・日本基層文化研究会主催、美術史学会・漆工史学会・フォーエバー現代美術館後援)
(2009年11月22日、於秋田公立美術工芸短期大学)
発表
1「関野貞・小場恒吉・六角紫水」樋田豊郎(豊次郎)
2「楽浪出土の漆バスケットにかんする新解釈」呉同(ボストン美術館名誉学芸員)
3「楽浪墳墓出土の漆器」李栄勲(国立慶州博物館館長)
4「楽浪郡と東アジアの国際化」早乙女雅博(東京大学文学部准教授)
5「日本の美術家が構想した東亜という理念」樋田豊郎(豊次郎)
6「李王家美術館所蔵の近代日本美術における復古のイメージ」宣承慧(国立公州博物館学芸員)
7「津田信夫の<伝統>への試み」前川公秀(佐倉市立美術館館長)
8「植民地期における楽浪古墳発掘と小場恒吉」鄭仁盛(嶺南大学教授)
9「小場恒吉の文様史学」横溝広子(東京藝術大学大学美術館准教授)
|
