研究課題
1.研究成果 平成19年度は、年間8回ほどのサライ・アルバム ペルシア語文書講読研究会を開き、トプカプ宮殿美術館所蔵の詩画帳(登録番号H.2153)のペルシア語文書の中から、フォリオ98aに貼られた、絵画工房における制作状況の報告書(アアルザー・ダーシュト=上申の書)の翻訳を行った。この「上申の書」はティームール朝初期に芸術のパトロンとして知られたバーイスングルの工房長ジャアファル・アル・バーイスングリーが記したもので15世紀前半の工房組織・画家・作品などを知るうえに貴重な文書である。15〜16世紀に書かれた他の画論との比較研究も行った。20年度内に学術誌で発表の予定である。2.海外出張とその用務(1)平成19年12月 研究代表者 トルコ出張:サライ・アルバム・シンポジウム開催の準備委員会(2)平成20年3月 研究代表者 トルコ出張:サライ・アルバム・カタログ出版の準備委員会(3)平成20年3月 研究協力者(関喜房) イラン出張:イラン諸図書館が所蔵する画論の写本校訂
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Nameh-ye Baharestan 11,12
ページ: 75-172