研究課題/領域番号 |
18320038
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研究機関 | 独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所 |
研究代表者 |
津田 徹英 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 企画情報部, 文化財アーカイブズ研究室長 (00321555)
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研究分担者 |
皿井 舞 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 企画情報部, 研究員 (80392546)
早川 泰弘 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 保存修復科学センター, 分析化学研究室長 (20290869)
浅井 和春 青山学院大学, 文学部, 教授 (60132700)
加島 勝 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 教育普及室長 (80214295)
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キーワード | 金銅仏 / 表面厳飾 / 金色表現 / 非破壊分析 / 基準作例 |
研究概要 |
この研究では日本の古代中世の金銅仏を中心に表面加飾の荘厳手法について、光学的あるいは科学的手法を用いて作例調査を行い基礎データの収集蓄積を行うとともに、技法とその効果について解明を目指すことを目的として実作例の調査を進めた。最終年にあたる20年度は、平安鎌倉時代の作例を調査するとともに、これまでの調査データの整理に努めた。 調査作例は以下の通りである。神奈川・宝金剛院所蔵の(1)銅造如意輪観音像(10世紀)、(2)銅造大日如来坐像(12世紀)、(3)の銅造十一面観音立像懸仏(14世紀)の非破壊蛍光X線分析ならびに資料撮影、および栃木・輪王寺所蔵の(4)銅造浮彫千手観音坐像(11世紀)、(5)銅造男神坐像(14世紀)、(6)銅造女神坐像(14世紀)の非破壊蛍光X線分析ならびに資料撮影を行った。
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