2008年度の活動における研究実績は以下のとおり。 ・2008年4月19日〜4月27日ニューヨーク・パブリックライブラリにて、王朝文芸の図像資料について、スペンサーコレクション調査(四日)、メトロポリタン美術館での特覧(一日)を行う。参加者は連携研究者:小峯和明、研究協力者:金英順。 ・2008年8月6日〜8月15目ニューヨーク・パブリックライブラリにて、王朝文芸の図像資料について、スペンサーコレクション調査(四日)、バーク・コレクションでの特覧(一日)を行う。参加者は研究代表者:小嶋菜温子、連携研究者:武笠朗、稲本万里子、アメリカの研究協力者:渡辺雅子。 ・2008年8月25日〜9月1日ニューヨーク・パブリックライブラリにて、王朝文芸の図像資料について、スペンサーコレクション調査(二日)、バーク・コレクションでの特覧(一日)、米国議会図書館での特覧(二日)を行う。参加者は連携研究者:渡辺憲司、研究協力者:丹羽みさと・稲葉有祐、アメリカの研究協力者:渡辺雅子。 上記2008年度の活動をもって、2006年度から継続して行ってきた本プロジェクトは完了することとなった。三年間にわたる調査と活動をとおして、当初の計画に沿った有意義な研究を遂行することができたと総括される。各チームそれぞれに成果を挙げることができたことはもとより、王朝文芸を核とする通史的な総合比較研究の目論見はきわめて有益であったことを証明しえたと自負する。なお、全体の成果については別途、報告書を作成し公刊する。
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