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2008 年度 実績報告書

仮面データベース構築に基づく能・狂言面の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18320046
研究機関神戸女子大学

研究代表者

大谷 節子  神戸女子大学, 文学部, 教授 (90211797)

研究分担者 西田 実継  神戸女子大学, 文学部, 教授 (60164563)
宮本 圭造  大阪学院大学, 国際学部, 准教授 (70360253)
梶木 良夫  神戸女子大学, 文学部, 准教授 (30299078)
キーワード能面 / 狂言面 / イセキ / 翁 / 三番叟 / 紀州東照宮 / グラッシ博物館 / ギメ美術館
研究概要

20年度は、国内では、善竹忠一郎家蔵面・茂山忠三郎家蔵面・山本東次郎家蔵面・和歌山県立博物館寄託紀州東照宮蔵面・佐賀県立博物館寄託高取家蔵面・福岡市宗像神社蔵面の調査を行った。国外では、前年度19年度に行なったギメ美術館(フランス)所蔵面の継続調査を行い、これを完了した。加えて、ドイツのGrcci museum所蔵面・Volkwang museum所蔵面の能・狂言面調査を行うことができた。
本年度の成果は、昨年度に引き続き、これまで網羅的になされることのなかった狂言面のデータを多く収集できたことである。本年度までに狂言大蔵流の茂山千五郎家・茂山忠三郎家・善竹家・山本東次郎家の調査を完了した。狂言面は、能面と作者を異にするという説もかつて出されたことがあるが、狂言面にイセキ他の能面打ちの刻印や刻銘が少なからず確認され、狂言面も能面打ちが打っていたことが実証された。
本年度の調査の内、紀州東照宮所蔵面は、祭礼の中で塗り替え、塗り重ねによる改造が多く施されたものであり、塗り替え面のデータを多く集めることができた。
また、海外所蔵面調査は、事前の調査打ち合わせを含め、多大な準備の時間を要するが、未発掘の面データを集積する可能性を開くと共に、海外との学術交流に多く寄与すると思われる。今後の調査発展の手がかりを得ることができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 京観世岩井家の明和本批判-岩井七郎右衛門家旧蔵資料から-2008

    • 著者名/発表者名
      大谷節子
    • 雑誌名

      能と狂言 6

      ページ: 52-68

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 能面史逍遥(一)天下一角坊再検2008

    • 著者名/発表者名
      宮本圭造
    • 雑誌名

      能 602

      ページ: 8-9

  • [雑誌論文] 能面史逍遙(二)笹野堅著『狂言之面』と大光坊2008

    • 著者名/発表者名
      宮本圭造
    • 雑誌名

      能 603

      ページ: 7-9

  • [雑誌論文] 能面史逍遙(三)源氏香の面2008

    • 著者名/発表者名
      宮本圭造
    • 雑誌名

      能 604

      ページ: 9-10

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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