研究課題
I.例会:本年度は4月、6月、10月、12月、2月の計5回の例会を開催した。研究分担者ならびに研究協力者等の発表の概要は以下の通り(開催場所はいずれも青山学院大学)(1)4月例会-安井亮平:研究会関連文献の紹介と論評、中島毅:ハルビンで日本人が設立した「満州国北満学院」の歴史、(2)6月例会-エレオノーラ・サーブリナ:日本滞在時の作曲家プロコーフィエフの事跡、佐藤俊子:亡命バレリーナ、オリガ・サファイアの生涯、(3)10月例会-西山克典:日本社会における亡命回教徒クルバンガリーの活動、澤田和彦:二人の作家、ワシリー・シェレストビートフと室生犀星の交遊、(4)12月例会-太田丈太郎:作家・宮本百合子のこれまで知られることのなかったロシア語による「歌舞伎論」の紹介と分析、小林実:大正デモクラシー期においてロシア渡来の衣服、ルバーシカが持った意味、長縄光男:研究会関連文献の紹介と論評、(5)2月例会-倉田友佳:19世紀末から20世紀の前半にかけてのロシアからの避難民・亡命者の歴史、中村喜和:満州におけるロシア人旧教徒の生活の実態(アルバムによる紹介)これらの例会はいずれも一般市民に開放されており、毎回30名を越える人々の参加を得ている。II.海外出張:(1)5月に研究協力者、エレオノーラ・サーブリナがモスクワで行われた国際会議に出席に研究発表を行った。(2)2月に研究分担者、中村喜和がウラジヴォストークに出張し、旧満州のロシア人旧教徒の生活を伝えるアルバムの日露共同出版について協議を行った。III.シンポジウム講演:2006年ロシア民族フェスティバル・シンポジウム『日本のロシア民謡像と新しい展望』第4回「ロシア民謡の魅力と可能性」-日本とロシアの新しい文化交流をめざして、2006年9月30日、江戸・東京博物館大ホール。IV.研究発表:「露西亜学事始」大学史研究会第29回研究セミナー課題研究「蘭学・英学・仏蘭西学・独逸学・露西亜学・漢語学事始」、2006年11月26日、近畿大学V.出版物:(1)機関誌『異郷』22号(12月)、23号(3月)。
すべて 2007 2006
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青山国際政経論集 71号
ページ: 29-39
Ho-Caxarnhck, Nhctntyt hacreanr Epohncraba IInrcyackoro o.No10
ページ: 78-87
青山国政経論集 70号
ページ: 129-156.
"Mediterranean World". Hitotsubashi Univ. No.18
ページ: 161-170.
なろうど(ロシア・フォークロア談話会会報) 53号
ページ: 9-16.
異郷 22号
ページ: 24-26
Apocalypse in Fantasy and Reality : Japanese Pop Culture in Contemporary Russia', In Godzilla's Footsteps. Japanese Pop Culture Icons on the Global Stage, William M. Tsutsui and Michiko Ikuta (eds), (所収論文)
ページ: 181-199
Rethinking the Russo-Japanese War, 1904-05, Rotem Kowner (ed.), Folkestone : Global Oriental, (所収論文)
ページ: 202-215
ロシア史研究 79号
ページ: 12-60
きのこ 5号
『ロシア文化の森へ 比較文化の総合研究』第2集(柳富子編著) (所収)
ページ: 485-502