研究課題/領域番号 |
18320060
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研究機関 | 県立新潟女子短期大学 |
研究代表者 |
波田野 節子 県立新潟女子短期大学, 国際教養学科, 教授 (50259214)
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研究分担者 |
沈 元燮 早稲田大学, 国際教養学術院, 教授 (80386698)
申 銀珠 新潟国際情報大学, 情報文化学科, 教授 (20339930)
山田 佳子 県立新潟女子短期大学, 国際教養学科, 准教授 (10425366)
渡辺 直樹 武蔵大学, 人文学部, 准教授 (80409367)
熊木 勉 福岡大学, 人文学部, 准教授 (70330892)
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キーワード | 外国文学 / 国際研究者交流 / 朝鮮 / 近代 / 植民地 / 留学 |
研究概要 |
・本研究は、朝鮮近代作家たちの日本体験の意味をさぐることを目的として以下の2つの目標を立てている。 (1)朝鮮近代作家の日本滞在関連資料を発掘収集して個別作家研究をおこなう。 (2)彼らの日本体験の全体像を把握して総合的な視点で検討するために最終年度に国際シンポジウムを開催する。そのさい、日本文学や歴史領域の研究者にも呼びかけて国境と専門領域をこえた総合的な議論をめざす。 ・このうち(1)については、5月27日(土)に早稲田大学で最初の研究会を開催して各自の今後の方針を発表し、2月14日(水)に同大学で今年度最後の研究会を開いて研究進捗状況を報告した。初年度である今年度は、分担者たちがそれぞれの作家についての基礎的な資料を整え、また各自の海外研究協力者との連絡を密にするなど、本格的な研究にはいるための準備段階であったといえる。 ・(2)については、8月23日(水)に韓国ソウルの延世大学において日本側分担者と韓国研究協力者の全員が参加して合同研究会を開催し、本研究の趣旨を説明して意見交換をおこなった。今回の意見はおもに研究の方向と方法に関する原則的なものとなった。席上、最終年度の国際シンポジウムに先立って、プレシンポジウムを開催すべきではないかとの意見が出て、今年度に第2回の合同研究会を日本で開催することが決まった。 ・(2)についてはまた、日本近代文学の立場からの研究協力者として、文教大学の江種満子教授と静岡大学の南富鎮教授の協力をあおげることになった。そのほかに朝鮮近代文学研究の重鎮である早稲田大学名誉教授の大村益夫先生も協力者として資料提供や研究アドバイスをしてくれることになった。
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