研究課題/領域番号 |
18320060
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研究機関 | 県立新潟女子短期大学 |
研究代表者 |
波田野 節子 県立新潟女子短期大学, 国際教養学科, 教授 (50259214)
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研究分担者 |
沈 元燮 早稲田大学, 国際教養学術院, 教授 (80386698)
申 銀珠 新潟国際情報大学, 情報文化学科, 教授 (20339930)
山田 佳子 県立新潟女子短期大学, 国際教養学科, 准教授 (10425366)
渡辺 直紀 武蔵大学, 人文学部, 准教授 (80409367)
熊木 勉 福岡大学, 人文学部, 教授 (70330892)
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キーワード | 外国文学(中・英・独・仏 除く) / 朝鮮近代文学 / 日本留学 / 植民地 / 近代 |
研究概要 |
本共同研究は2つの柱からなる。 (1)朝鮮近代文学作家たちの日本滞在関係資料を発掘収集し、韓国の研究協力者と連携しながら個別的な作家研究をおこなう。 (2)朝鮮近代作家たちの日本体験の全体像を把握し、彼らの日本体験が朝鮮近代文学にあたえた意味を総合的な視点から検討するために、最終年度に日韓シンポジウムを開催する。 (1)に関しては、今年度も昨年度に引きつづいて、各分担者が韓国の協力者と連携しながら個』別の作家研究を行ない、6月に早稲田大学で研究会を開いて研究の進捗状況を報告した。 そのさい研究協力者である日本文学の辻種満子文教大学教授に「1910年代の日朝文学の交点-<白樺><青鞜>と羅〓錫」という題目で講演をしていただき、9月には武蔵大学で研究会を開いて、江種教授をかこんで朝鮮文学と日本文学との関連性について討論した。 (2)の前段階として、20加年11,月17日(土)に県立新潟女子煙期大学でプレシンポジウムを開催した。その準備のために10月に早稲田大学で研究を開いた。 2008年3月に武蔵大学で今年度のまとめの研究会を開いて各自の研究状況を報告したあと、最終年度である来年度の子定について話しあった。九州産業の白川豊氏、二松学舎大学の芹川哲世氏、熊本学園大学の浦川登久恵氏、日比谷高校の武井一氏に研究協力をお願いすることになった。来年度の日韓シンポジウムの内容を冊子化すること、江種・徐正子両氏の女性文学に関する対談と、趙〓殷の日本滞在日記『東遊略抄』を翻訳資料として冊子化することなどを決めた。
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