研究課題/領域番号 |
18320065
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
中井 精一 富山大学, 人文学部, 准教授 (90303198)
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研究分担者 |
ロング ダニエル 首都大学東京, オープンユニバーシティ, 准教授 (00247884)
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キーワード | 日本海沿岸社会 / 地域特性 / 学際的調査研究 / 環境認識語彙 / データベースの構築 / GIS / 語彙の可視化 / 朝鮮半島言語地図 |
研究概要 |
本プロジェクトは、日本海沿岸社会で認められる言語現象を、考古学や文化人類学、社会言語学等の関連分野との協業によって明らかにし、日本海沿岸社会の言語特性を類型論的に把握することを目的としている。 平成20年8月には、大西拓一郎(連携研究者)、松丸真大(連携研究者)、鳥谷善史(連携研究者)および阿部貴人(研究協力者)、亀山大輔(研究協力者)が構築したデータベースをもとに、プロジェクトメンバーが天理大学に集合し、合宿形式の研究会議を実施して、地理情報システムによる分析ならびに言語と言語外要因との関係について、最終報告にむけた方法論的検討をおこなった。 本年度は最終年度であるため、構築したデータベースをもとに、小西いずみ・中井精一編(2009)『富山県方言文法地図』平成18〜20年度科学研究費(基盤研究(B)(1)「日本海沿岸社会の地域特性と言語に関する類型論的研究」成果報告書)(76頁)を刊行するとともに、最終報告として、中井精一編2009)『日本海沿岸社会とことば』平成18〜20年度科学研究費(基盤研究(B)(1)「日本海沿岸社会の地域特性と言語に関する類型論的研究」成果報告書)(215頁)を刊行し、言語学・社会言語学をはじめ、考古学や文化人類学、地理学や民俗学の研究者が成果を報告し、研究課題についての研究を進展させた。
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