研究課題
基盤研究(B)
本研究は、私たちが文章を理解したり発話する際に、音韻、統語、意味のそれぞれの情報が、脳のどこで、いつ、どのように処理されているかを探ることを目的とした。標準語順文に比べてかき混ぜ文の処理には、名詞句の保持を反映する持続性前方陰性波(SAN)が出現し、その発生源は左前頭前野と推定された。音と意味と統語の違反文の処理ではそれぞれ異なったERP成分が検出され、音の処理は意味の処理に比べて立ち上がりが早いことが明らかになった。単語の発話では、前頭部と側頭-頭頂部に活動が認められた。
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