研究課題/領域番号 |
18320085
|
研究機関 | (財)言語文化研究所 |
研究代表者 |
長谷川 恒雄 (財)言語文化研究所, 研究所, 研究員 (10051567)
|
研究分担者 |
河路 由佳 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (00272641)
中村 重穂 北海道大学, 留学生センター, 助教授 (70207877)
前田 均 天理大学, 国際文化学部, 助教授 (70165653)
松永 典子 九州大学, 比較社会文化研究科, 助教授 (80331114)
|
キーワード | 日本語教育史 / 日本語教育振興会 / 語政策史 / 日本語教員養成 / 日本語教員海外派遣 |
研究概要 |
1.財団法人言語文化研究所が保管する「日本語教育振興会」の活動資料・収集教科書の整理 本年度は、その活動資料・収集教科書等の目録のデータベース化を目指し、以下の作業を行った。 (1)「日本語教育振興会」の公開された活動記録である機関誌『日本語』の「彙報のデータベース化」。 (2)機関誌『日本語』の「目次のデータベース化」。 (3)国語文化研究所『コトバ』の「コトバ情報、および外地版情報のデータベース化」。 (4)「日本語教育振興会」理事会記録については、時間・謝金予算の関係から平成19年度にまわすことにした。 (5)上記3点は、平成19年度本研究において『中間報告2』として印刷する予定である。 2.・研究分担者中村の行ったデータベース『日本語教育史参考文献一覧』については平成19年度研究において『中間報告1』として印刷物とする。 ・研究分担者前田の行うデータベース『日本語教科書日録集成』は継続進行中である。 3.第二次大戦期の日本語教育関係の調査として以下の2つを行った。 (1)研究分担者中村は軍宣撫班日本語教員に面接調査を行った。 (2)研究分担者河路は第二次大戦期に特異な日本語教育活動を行っていた阿部正直ご遺族に面接を行い、阿部の作成、所有していた教科書等の資料を借り出し、デジタル映像資料化し、新たな研究の糸口を見出しつつある。 (3)代表者長谷川は香港調査に赴き、当時ケネディロードに軍が日本語学校を設けていたこと等の聞き込み成果を得た。 4.第2次大戦期の「日本語教育施策・活動」の全体像についての理解を深めるため、6回の研究会をもった。
|