研究課題/領域番号 |
18320088
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
富盛 伸夫 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (50122643)
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研究分担者 |
浦田 和幸 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (50168762)
在間 進 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (30117709)
川口 裕司 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (20204703)
山本 真司 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (50251559)
川上 茂信 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (40214598)
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キーワード | 外国語 / 言語学 / 言語教育 / 言語教育政策 / EU / CEFR / 少数言語 / 実効性 |
研究概要 |
1.拡大しつつあるEUにおける言語的コミュニケーションと文化共生の理念と実践の枠組みである「ヨーロッパ言語参照共通枠組み」(CEFR)の評価を中心に、現地調査をふまえた最新のデータ資料に基づき、EU言語政策の理念的枠組みと各国ごとの現実的取り組み、言語教育政策の運用と現場とのギャップ、教授法の成果の評価、非インド・ヨーロッパ言語文化話者対象の教育プログラム等に関する研究を行った。 (1)ドイツ語圏のCEFRの普及と受容の研究(在間進研究分担者者)、(2)ベルギー国内の多言語教育の実態調査(川村三喜男研究協力者)、(3)キプロス島、マルタ島などの地中海圏の多言語状況の分析(R.Ratcliffe研究分担者者)(4)スロヴェニア国内の言語教育とCEFRの実践調査(長輿進研究分担者)、(5)北イタリア・フリウリ地方の地域言語政策と言語教育の実態調査(山本真司研究分担者) 2.研究集会を東京外国語大学語学研究所において共催のもとに、本科研による現地調査と資料収集をもとに、EU諸国における言語教育制度(特に外国語教育)とCEFRの普及・受容に関する最新動向の研究会を、外部からの招待講演などを含め、平均隔月で行った。 (1)「CEFR(ヨーロッパ共通参照枠)の概観と日本人学習者への適用可能性」(吉池陽子、永田真代東京外国語大学大学院博士前期課程修了者)、(2)「CEFRとドイツにおけるドイツ語教育-現地調査から-」(在間進)、(3)「ルーマニアにおける外国語教育と日本語教育」(酒井理恵ブカレスト大学講師)、「イタリア・ローマ大学における外国語教育と日本語教育」(小澤直子ローマ大学講師)、(4)「イタリア北部における言語教育政策の動向」(山本真司)、(5)「わが国並びにノルウェー国内におけるノルウェー語教育」(森信嘉) 3.現地調査の報告書や成果発信に向けて公開の準備段階に入っている。
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