研究課題/領域番号 |
18320090
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
青木 信之 広島市立大学, 国際学部, 教授 (80202472)
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研究分担者 |
徳見 道夫 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (90099755)
奥村 義博 松山大学, 人文学部, 教授 (80152437)
前田 啓朗 広島大学, 外国語教育センター, 准教授 (10335698)
能登原 祥之 比治山大学, 現代文化学部, 准教授 (70300613)
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キーワード | 英語教育 / eラーニング / ラーニングマネージメント |
研究概要 |
平成19年度は、まず広島市立大学で開発したeラーニングシステムIntensive English Training on the Web(IETW)を用いた授業を各大学の前期及び後期において実践し、履修者の学習データや事前・事後に実施したTOEICデータを収集した。その上で、平成20年1月14目にデータ分析会議を開催し、各大学の学習環境の確認、データ分析対象クラスの決定、データ分析対象除外者の検討、データ分析項目の検討、データ分析方法の検討、考察の視点の検討、研究結果の発表方法の検討を行った。データ分析会議の検討結果にもとづき、各大学で収集した学習データ及び事前・事後のTOEICデータを同じ切り口でラフな統計処理を行った。その統計結果を平成20年3月29日に開催したデータ分析会議において詳細に検討し、全体としてどのような学習効果が見て取れるのか、また学習環境の違いが学習効果にどのような影響を与えていると考えられるのかを考察した。その結果、学習環境の違いに関わらず、教材の消化率が高い学習者がより大きな学習効果を上げていることが明らかになった。平成18年度のデータ分析は各大学が独自に行ったため、分析の視点がそれぞれに異なり、学習効果を同じ尺度で比較・評価することが難しかったが、平成19年度は各大学のデータを同じ条件で分析したことにより、学習環境や教材消化率と学習効果との関係がかなり明らかになった。この点が平成19年度の研究における最も重要な研究成果であり、最も意義深い点である。 また平成19年8月9日には、名古屋外国語大学で開催された外国語教育メディア学会第47回全国研究大会の公募シンポジウムにおいて、本研究に参加している5大学が平成18年度の研究成果について報告を行った。
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