研究概要 |
平成21年度は最終年度であるので、未整理分の整理を進めるとともに、データのパソコン入力を行い、整理作業と目録作成を完了する予定であったが、同年7月に齋藤武子氏より齋藤家の土藏から新たに発見された史料500点余が追加寄贈されたので、同年度内での補助事業完了が困難となった。そこで、直接経費1,360,000円、間接経費408,000円、計1,768,000円の翌年度への繰越しを申請し、承認されたので、平成22年度も補助事業を継続した。パソコンに入力した史料の基本データを大藤が編集するとともに、歴史学的およびアーカイブズ学研究を踏まえて、齋藤家の来歴、史料群の構成などについて記した解題を作成し、冊子体の史料目録を完成して印刷に付した。 東北大学附属図書館では、2003年12月に齋藤武子氏より寄贈された際、武子氏の要望により、史料群の名称を故人となられている御主人の名前を付して「齋藤養之助家史料」と名づけているので、冊子体史料目録の表題も『東北大学附属図書館所蔵 宮城県桃生郡河南町齋藤養之助家史料目録』とした。総頁数は3672頁にも及び、繰越した直接経費を全額印刷・製本費に充て、1部8分冊で28部作成し、図書館保管分以外は齋藤武子氏をはじめとする関係者に配布した。この史料目録は図書館のホームページのウエッブ上でも公開し、同時に史料の閲覧公開も開始する。
|