研究課題/領域番号 |
18320100
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
長崎 暢子 龍谷大学, 人間・科学・宗教総合研究センター, 研究フェロー (70012979)
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研究分担者 |
三谷 博 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50114666)
酒井 啓子 東京外国語大学, 大学院・地域文化研究科, 教授 (40401442)
栗田 禎子 千葉大学, 文学部, 教授 (10225261)
清水 耕介 龍谷大学, 国際文化学部, 准教授 (70310703)
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キーワード | ナショナリズム / アジア / 国家 |
研究概要 |
本年度の研究活動は、プロジェクトの最終年度に当たるため、18年度、19年度の研究方法の再検討、それを踏まえての研究方法の共有のための研究整理、論点整理、さらに不足していた史資料収集・購入を行った。さらにまた、長崎暢子による大英博物館(India Office)、インド・Gujarat Vidya Pit(グジャラート州立大図書館)などにおける史資料調査、三谷博によるハーバード大学における研究、清水耕介による北欧デンマークにおける調査、研究、栗田禎子によるスーダンの調査などを踏まえて、国内外の史資料の最終的購入と整理を行い、報告書のための論文執筆を中心的課題とした意見交換などの活動を行った。すなわち、執筆過程における研究会、メイルによる原稿交換、内容の討論・意見交換、セミナー開催などを通じて、初期の目的通りの最終原稿が下記のように、ほぼ出来上がったといえる。これを出来るだけ早く刊行する予定である。 「アジア・アフリカにおけるナショナリズムの比較-近・現代史の視点から(仮題)」 目次 1.長崎暢子・三谷博:序論:アジア・アフリカにおけるナショナリズムをどう捉えるか 2.三谷博:ナショナリズムの生成と相対化-日本とアジアの比較によるモデル造型 3.酒井啓子:中東におけるトランス・ナショナルな政治・社会運動 4.栗田禎子:スーダン解放人民運動-北部における活動を中心として 5.長崎暢子:コロニアルからポストコロニアルヘ:インド・ナショナリズムの変貌 6.清水耕介:自由主義、民主主義、ナショナリズム:現代におけるナショナリズムと危機の20年の比較研究
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