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2008 年度 実績報告書

歴史史料と中世都市の情報学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18320103
研究機関東京大学

研究代表者

本郷 和人  東京大学, 史料編纂所, 准教授 (80209311)

研究分担者 本郷 恵子  東京大学, 史料編纂所, 准教授 (00195637)
高橋 慎一朗  東京大学, 史料編纂所, 准教授 (10242158)
キーワード史料学 / 日本中世史 / 歴史考古学 / 地理情報システム / 民俗史料 / 文献史料 / 吾妻鏡 / 中世都市
研究概要

平成20年度は、1)文献史料研究班・2)考古史料研究班・3民俗史料研究班の三つの研究班の研究成果を統合する段階と位置づけて研究を進め、下記の成果を得た。
第一に文献史料研究班は、他の二の研究班の研究蓄積を盛り込む形で、前年度に引き続き『現代語訳吾妻鏡』の編纂・刊行を行い、第三冊から第五冊までの計三冊を刊行した。これらは幸いにも研究者はもとより一般読者にも好評を以って迎えられ、各冊平均5,000部を刊行している。
次に考古資料研究班は、これまで作成してきた「鎌倉ヴァーチャルマップ」を鎌倉の考古学研究者に広く公開し、その意見を聴取してさらに精度が高めるため、11月に研究集会を行った。その結果を踏まえ、鎌倉市の協力を得ながら改善を加えた「ヴァーチャルマップ」をグーグルマップ上に試験公開することが出来た。ただし地権者の名前等一部の個人情報を含むことから、現段階では研究者を対象として入口を設けた限定公開としており、個人情報の保護にも留意しつつ広く一般の方々にも利用できるものとすることが次年度の課題である。
上記の研究活動に加え、9月に中世都市研究会を東京大学において開催し、中世都市史研究の新たな方法論を文献・考古・地理学の研究者が活発に議論する場を提供した。この成果は、今年度の中世都市研究会の実施を通してざらに深めてゆく予定である。
これらの研究成果を踏ま.えて、研究代表者は『天皇はなぜ生き残ったか』(新潮社)を執筆し、2009年4月に刊行した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 15分で分かる日本中世史2008

    • 著者名/発表者名
      本郷和人
    • 雑誌名

      人文会ニュース 103

      ページ: 5-13

  • [雑誌論文] 織田信長改革と破壊と2008

    • 著者名/発表者名
      本郷和人(共稿)
    • 雑誌名

      文芸春秋 2008/05

      ページ: 260-279

  • [雑誌論文] 開発と災害2008

    • 著者名/発表者名
      高橋慎一朗
    • 雑誌名

      中世都市研究 14

      ページ: 141-160

    • 査読あり
  • [学会発表] 問題提起「都市を比較する東アジアの都市と住宅」2008

    • 著者名/発表者名
      五味文彦
    • 学会等名
      中世都市研究会
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2008-09-06
  • [図書] 現代語訳吾妻鏡5征夷大将軍2009

    • 著者名/発表者名
      本郷和人(共編)
    • 総ページ数
      269
    • 出版者
      吉川弘文問
  • [備考]

    • URL

      http://tsukigar.doshisha.ac.jp/

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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