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2006 年度 実績報告書

中近世移行期における鉱山開発と地域社会の変容に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18320105
研究機関一橋大学

研究代表者

池 享  一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (20134885)

研究分担者 渡辺 尚志  一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (10192816)
平川 新  東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (90142900)
蔵持 重裕  立教大学, 文学部, 教授 (70153369)
柳原 敏昭  東北大学, 文学研究科, 助教授 (30230270)
七海 雅人  東北学院大学, 文学部, 助教授 (00405888)
キーワード東磐井郡 / 鈴木家文書 / 金山遺跡
研究概要

平成18年度における研究の主な成果は、次の3点にまとめられる。
まず第一に、鉱山史の研究史、特に本研究の主な対象地域である陸奥国東磐井郡(現岩手県一関市)の研究史の把握を行った。そして、その成果については、定期的に開いた研究会(本年度は6月・9月・3月に開催)で整理を行い、研究史上の課題について確認した。
第二には、史料の残存状況等について調査した。当初は、東磐井郡の御本判大肝入家である白石家(一関市千厩町)の文書調査を予定していた。だが、同家の文書については、一関市において、平成18年度より調査・整理を行うこととなったため、同じく東磐井郡の御本判大肝入家である鈴木家(一関市東山町)の文書調査を実施した。鈴木家文書については、これまでも一部の史料は知られていたものの、未整理であり、紹介されていない史料も多かった。しかし、今後、研究を進めていく上では鈴木家文書の整理、目録作りは不可欠であったため、調査を行ったものである。尚、史料の点数が多く、目録作成については、平成19年度の課題とした。また、かつての宮城県史編纂時にも、関係史料が採集されていると考えられたため、宮城県公文書館所蔵の「宮城県史写本資料」についても調査を行った。これらの収集した鉱山関係史料については、文書目録を作り、データベース化を進めている。
第三には、東磐井郡における産金の実態を知るため、比較的金山遺跡の残存状況が良い、隣接する気仙郡の金山遺跡調査を行った。そこでは、近世、近代には広範に見られる坑道掘りとは異なる、産金のあり方について知ることができた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 講演 中近世移行期研究の新視点(第8回歴史入門講座)2006

    • 著者名/発表者名
      池 享
    • 雑誌名

      宮城歴史科学研究 61号

      ページ: 1-11

  • [雑誌論文] 近世村落社会論-地域社会論を中心に2006

    • 著者名/発表者名
      渡辺 尚志
    • 雑誌名

      日本歴史 700号

      ページ: 95-103

  • [雑誌論文] 藩地域論と地域社会論-松代藩の事例から2006

    • 著者名/発表者名
      渡辺 尚志
    • 雑誌名

      歴史評論 676号

      ページ: 53-65

  • [雑誌論文] 史苑の窓 人と土地の構図2006

    • 著者名/発表者名
      蔵持 重裕
    • 雑誌名

      史苑 177号

      ページ: 1-4

  • [図書] 国家史(宮地正人、佐藤信、五味文彦、高埜利彦編)、第5章「地域国家の分立から統一国家の確立へ」を担当2006

    • 著者名/発表者名
      池 享
    • 総ページ数
      522
    • 出版者
      山川出版社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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