研究分担者 |
井上 久士 駿河台大学, 法学部, 教授 (30286108)
久保 亨 信州大学, 人文学部, 教授 (10143520)
小浜 正子 日本大学, 文理学部, 教授 (10304560)
田中 比呂志 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (90269572)
佐藤 仁史 滋賀大学, 教育学部, 准教授 (60335156)
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研究概要 |
本年度は,昨年度同様,1定例研究会,2史料講読を軸とした勉強会をおこなった他,3中国南京大学等の協力の下に第1回夏季江南調査をおこない,4昨年度杭州シンポの内容を公刊した。 1,定例研究会:下記の研究報告をおこなった。2007.7.21第1回鷲尾浩幸「1911年蘇州搶米暴動における知県の対応」;2007.9.14第2回張会芳「1920〜50年代の無錫農村調査に関する研究」;2007.9.24第3回中国研究データベース・ワークショップ;(1)C.Henriot「Virtual Shanghai:Explorations in the writing of urban history」;(2)大沢武彦「アジア歴史資料センターとその日中関係史資料の紹介」;2007.10.6第4回高田・久保・田中・佐藤・川尻・中村ほか「第1回夏季江南調査の報告」;2007.12.22第5回川尻文彦「陶行知と1920年代の中国(江南)教育界-デューイの来華との関連で」;2008.3.7第6回飯塚靖「南京政府における江蘇・漸江省の地方調査」;小川唯「1920-1930年:連省自治運動高揚期における江漸教育界の連携」; 2,史料講読勉強会:史料の読解を通じて民国期の江南地域社会・地域エリートの検討をおこなった。 3,第1回夏季江南調査:中国側(南京大学民国史研究中心・歴史系,江南大学ほか)の協力の下,2007.8.26〜9.1,江蘇省蘇州市および無錫市において下記の調査をおこなった。蘇州市における調査:崑山・呉江・常熟3市において元教員より1940〜50年代の状況について聴き取り調査,蘇州市梢案館(文書館)・蘇州市呉中区档案館・蘇州市図書館において史料調査;無錫市における調査:無錫市において元教員・工場関係者より1940〜50年代の状況について聴き取り調査,江南大学訪問,無錫市図書館において史料調査,無錫市档案館館長と意見交換 4,杭州シンポの記録公刊:『近きに在りて』第52号に特集「江南百年の研究」として発表した。
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