研究課題/領域番号 |
18320118
|
研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
高田 幸男 明治大学, 文学部, 教授 (90257121)
|
研究分担者 |
金子 肇 下関市立大学, 経済学部, 教授 (70194917)
川尻 文彦 帝塚山学院大学, 人間科学部, 准教授 (20299001)
中村 元哉 南山大学, 外国語学部, 准教授 (80454403)
|
キーワード | 近代史 / 現代史 / 長江下流域 / 国際研究者交流 / 中国 / 人的基盤 / 地域史研究 / 史料学 |
研究概要 |
本年度は、4カ年計画の最終年度として、1聞き取り調査の総括、2史料講読会、3研究会、および4プロジェクト全体を総括する国際シンポジウムをおこなった。 1.聞き取り調査の総括: 平成19年度に南京大学歴史系とおこなった江蘇省各地における調査および平成20年度に浙江大学近現代史研究所とおこなった浙江省各地における調査の結果の総括作業を進め、今後調査を実施すべき地点を選定した。 2.史料講読会:昨年度に引き続き、1920年代の江南地域エリートの日記『農隠廬日記』を講読し、とくに1920年代初頭の江蘇・浙江両省の水利をめぐる地域エリート間の連携などを考察した。 3.研究会:下記の研究報告や書評をおこなった。 2009年5月15日第1回:古谷創ほか4名による久保亨ほか『現代中国の歴史-両岸三地100年のあゆみ』合評会 2009年5月29日第2回:南京大学胡成の研究報告「全球化時代与中国歴史書写:以1930年代両個学術典範交融会通為中心」 2009年9月19日第3回:小川唯の研究報告「民国前期における地方教育行政再編と地域エリート」 2010年3月7日第4回:石島紀之ほか3名による飯島渉ほか編『シリーズ20世紀中国史』合評会 4.国際シンポジウム:平成21年12月19日に財団法人東洋文庫現代中国研究資料室との共催で国際シンポジウム「江南地域史研究と新史料」を開催した。中国から5名の研究者を招聘し、第1部「オーラルヒストリーと歴史研究」、第2部「地域史研究と新史料」、第3部「地域史研究の新地平」計8本の研究報告に対し、活発な議論をおこなうとともに、あわせて今後の共同調査のあり方を協議した。
|