研究課題
6月に新潟で第57回日本西洋史学会を開催した。学会は「市民社会と国民国家、そして戦争」を全体テーマとし、本プロジェクトが中心になって、一日目のシンポジウム「国民国家とアイデンティティ複合」、および二日目の小シンポジウムの一つ「市民社会と社会問題」を企画、実施した。その準備のために、4月から学会報告に向けて広く研究を組織した。7月以降は、8月のアメリカ合衆国での調査の準備を行い、調査のための基礎研究を深めた。アメリカへの調査旅行は8月15日から25日まで行い、ワシントン、ボストン、ニューヨークにおける記念碑等の調査とともに、少数民族問題、ユダヤ人問題に関する博物館等を調査し、大きな成果を得た。9月には、東京外語大でのシンポジウム、「市民社会とマイノリティー」に参加、10月にはハレ大学で行われた東大・ハレ大学の共同大学プロジェクトによる市民社会論についてのゼミナールに参加、その後、べルリンでの戦争記念碑についてのシンポジウムにも参加した。それらの成果を総括すべく、1月に全員参加の研究会を新潟で開催、今年度の成果の確認と、来年度にむけての今後の研究計画を検討した。その後、3月には東京で、東大・ハレ大学の共同大学院プロジェクトに参加、ハレ大学教授フォリャンティ=ヨスト教授、ベルリン工科大学名誉教授リュールップ氏らと交流することができた。
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クァドランテ 10
ページ: 113-127
19世紀学研究 1
ページ: 141-154
比較宗教思想研究 8
ページ: 45-85
クリオ 21
ページ: 121-128