研究課題/領域番号 |
18320125
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小杉 康 北海道大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (10211898)
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研究分担者 |
佐々木 亨 北海道大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (80292308)
橋本 雄一 北海道大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (90250399)
鈴木 正章 道都大学, 経営学部, 教授 (30226550)
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キーワード | エコ・ミュージアム / サテライト / 噴火湾 / 小幌洞窟遺跡 / 有珠6遺跡 / CGモデル / ヴァーチャル・ミュージアム |
研究概要 |
1) 噴火湾北岸縄文エコ・ミュージアムのサテライトの候補地として、発掘調査を継続実施いている小幌洞窟遺跡においては、第2次調査第2シーズンの発掘調査を実施した。洞窟開口部の旧Aトレンチの再発掘をおこない、擦文文化の貝層や灰層などの文化層の堆積構造を明らかにすることができた。昨年度実施した旧Bトレンチの発掘成果と合わせて、約50年前に実施された第1次発掘調査の内容を明らかにするとともに、新たに続縄文文化から擦文文化にかけての当時の洞窟の使われ方の実際を復元するためのデータを取得することにも成功した。 2) サテライト候補である有珠6遺跡に関しては、以前の調査の際に作成した貝層の剥離標本をコア・ミュージアムである噴火湾文化研究所(伊達市)の一室に展示するための加工作業を行った。さらに、コア・ミュージアムで展示する予定のCGモデル(遺跡のレーザ測量データを加工して作成)およびヴァーチャル・ミュージアムの作成を継続して行っている。 3) 小幌洞窟遺跡の発掘調査成果、並びに有珠6遺跡のサテライト整備経過の報告会を地元豊浦町で実施し、エコ・ミュージアムの将来的な運営に向けての啓発活動を実施した。
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