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2008 年度 実績報告書

噴火湾北岸縄文エコ・ミュージアム構想とサテライト形成

研究課題

研究課題/領域番号 18320125
研究機関北海道大学

研究代表者

小杉 康  北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (10211898)

研究分担者 佐々木 亨  北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80292308)
橋本 雄一  北海道大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (90250399)
鈴木 正章  道都大学, 経済学部, 教授 (30226550)
瀧川 渉  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (90323005)
キーワードエコ・ミュージアム / サテライト / コア・ミュージアム / 噴火湾 / 有珠6遺跡 / 小幌洞窟遺跡 / 人類遺跡 / CGモデル
研究概要

1) 噴火湾北岸縄文エコ・ミュージアムのサテライトの候補地として、発掘調査を継続している小幌洞窟遺跡(豊浦町)においては、第2次調査第3シーズンの発掘調査を実施した。第1シーズンに実施した洞窟内奥部Bトレンチの下層の発掘を実施して、以下の新所見を得られた。(1)縄文晩期末葉の遺物包含層を発見した。これによって、本洞窟の利用が縄文晩期にまで遡ることが明らかになった。(2)洞窟の下底面の検出に成功した。その下底面の標高と現海水準とを比較した結果、本洞窟が縄文海進時に形成された海蝕洞窟であることが明らかになった。
2) 縄文エコ・ミュージアムのゴア・ミュージアムを伊達市噴火湾文化研究所内に開設した(2009年2月2日)。常設展示スペースではサテライトの有珠6遺跡へのアクセス・マップと貝層の剥離標本展示、ヴァーチャルで有珠6遺跡内を散策できるCGモデルを作成し、公開している。企画スペースでは、オープンに合わせて企画展示「有珠6遺跡の形成過程」を実施している。
3) サテライトの整備として、有珠6遺跡での草刈り、解説パネルを設置した。また、有珠6遺跡周辺の自然環境関連のサテライト候補地として、駒ケ岳噴火の津波痕跡の残る地点を発見し、露頭の地層剥離標本を製作した。
4) 以上の成果を、小幌洞窟遺跡第2次調査第3シーズンの発掘調査とともに地元豊浦町で報告し(公開講演会)、エコ・ミュージアムの将来的な運営に向けての啓発活動を実施した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www.hucc.hokudai.acjp/~r16749/cmh/toppage01.html

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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