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2006 年度 実績報告書

弥生・古墳時代における太平洋ルートの文物交流と地域間関係の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18320128
研究機関高知大学

研究代表者

清家 章  高知大学, 人文学部, 助教授 (40303995)

研究分担者 福永 伸哉  大阪大学, 大学院文学研究科, 教授 (50189958)
杉井 健  熊本大学, 文学部, 助教授 (90263178)
菊地 芳朗  福島大学, 行政政策学類, 助教授 (10375347)
橋本 達也  鹿児島大学, 総合研究博物館, 助教授 (20274269)
寺前 直人  大阪大学, 大学院文学研究科, 助手 (50372602)
キーワード弥生時代 / 古墳時代 / 交流 / 太平洋ルート / 考古学
研究概要

2006年度は研究初年度であったので、研究計画の通り各研究者は主として資料収集を行っている。研究代表者の清家は土佐の横穴式石室の資料収集を行うともに香美市大元神社古墳の墳丘調査を実施した。さらにその成果をふまえて土佐の首長墳の動向を探っている。福永伸哉は黒潮圏における先史時代からの文物交流を示す遺跡や遺物について現地調査を行うとともに、四国と畿内地方の前方後円墳成立期の墳墓関係資料を収集し、両地域間の関係を考察した。杉井健は、古墳時代の太平洋ルートと関連して九州中南部とくに天草の海上ルートに関する動向を調査した。寺前直人は東日本と西日本の太平洋沿岸地域の石器に関する関係についての基礎資料を集成し、調査を進めた。具体的には徳島県、高知県、愛知県、三重県における弥生時代の石器の製作技法や石材について比較し、各地域の海を介した交流の有無や交流の形態について分析している。菊地芳朗は東北から北海道の墳墓(いわゆる末期古墳)に副葬される鉄製大刀の実測を行うとともに出土墳墓の踏査を行った。橋本達也は九州南部の地域間交流にっいて研究を進め、鹿児島県内を中心に広域交流を示す出土資料の調査を行い、実測図作成・写真撮影などを行っている。
また、11月には高知県に研究分担者と協力者が一堂に会し、遺跡踏査を行うとともに、これまでの研究成果を発表し、今後の研究展開について意見交換を計っている。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 高知平野における大型後期古墳の動向2007

    • 著者名/発表者名
      清家 章
    • 雑誌名

      考古学論究-小笠原好彦先生退任記念論集-

      ページ: 447-464

  • [雑誌論文] 大元神社古墳発掘調査報告書2007

    • 著者名/発表者名
      清家 章
    • 雑誌名

      高知大学考古学調査研究報告 第4冊

      ページ: 6

  • [雑誌論文] 古墳時代の会津2007

    • 著者名/発表者名
      菊池芳朗
    • 雑誌名

      会津若松市史 1

      ページ: 44-58

  • [雑誌論文] 上条古墳群発掘調査の成果と意義2007

    • 著者名/発表者名
      菊池芳朗
    • 雑誌名

      市野関稲荷神社古墳・上条古墳群2

      ページ: 3-57

  • [雑誌論文] ヤジリと高地性集落2006

    • 著者名/発表者名
      寺前直人
    • 雑誌名

      古代文化 第58巻II号

  • [雑誌論文] 鳴門・板野古墳群を考える2006

    • 著者名/発表者名
      福永伸哉
    • 雑誌名

      徳島新聞 2006年10月18日付

      ページ: 12

  • [図書] 上天草いにしえの暮らしと古墳2007

    • 著者名/発表者名
      杉井健ほか編
    • 出版者
      上天草市(印刷中)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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