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2008 年度 実績報告書

古墳時代におけるコウヤマキ材の利用実態に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18320132
研究機関奈良県立橿原考古学研究所

研究代表者

岡林 孝作  奈良県立橿原考古学研究所, 埋蔵文化財部, 総括研究員 (80250380)

研究分担者 鈴木 裕明  奈良県立橿原考古学研究所, 総務企画部, 主任研究員 (90260372)
奥山 誠義  奈良県立橿原考古学研究所, 総務企画部, 主任研究員 (90421916)
キーワード古墳時代 / コウヤマキ / 木棺 / 木製樹物 / 樹種同定 / レーザー三次元計測
研究概要

本年度上半期は、一昨年度、昨年度まで実施した木棺および木製樹物の樹種、構造・形態等に関する、基礎的データの収集について補足を行った。奈良県磯城郡田原本町笹鉾山古墳群出土笠形木製品(1点)、同唐古・鍵遺跡出土笠形木製品等(2点)、奈良県天理市柳本大塚古墳出土木棺(身)(1点)について新たに樹種同定を実施した。また、柳本大塚古墳出土木棺(身)について、写真撮影およびレーザー三次元形状計測技術を活用した記録作成を実施した。柳本大塚古墳出土木棺は現在奈良県桜井市の宗教法人大神教本院が所蔵しており、学史的にも著名な資料であるが、これまでほとんど紹介されたことがなく、個別的研究の上でも今回正確かつ精密なデータが得られたことは意義深いと考えている。下半期は、これらの内容を取りまとめ、遺存木棺資料による古墳時代木棺の分類(岡林)、石見遺跡出土木製樹物の観察と樹種同定(鈴木・高橋敦)、栃木県下都賀郡藤岡町太田出土舟形木棺の調査(岡林)、茨城県結城市結城作出土舟形木棺の調査(岡林)、奈良県天理市柳本大塚古墳出土割竹形木棺の調査(岡林・福田さよ子)の各論考を加えた、総ページ数110頁の報告書を作成した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 田原本町所在古墳出土木製品の観察と樹種同定2009

    • 著者名/発表者名
      藤田三郎・岡林孝作・鈴木裕明・辻本裕也・高橋敦
    • 雑誌名

      田原本町文化財調査年報 17

      ページ: 85-109

  • [雑誌論文] 木棺2008

    • 著者名/発表者名
      岡林孝作
    • 雑誌名

      下池山古墳の研究

      ページ: 61-70

  • [雑誌論文] 下池山古墳木棺の復元的検討2008

    • 著者名/発表者名
      岡林孝作
    • 雑誌名

      下池山古墳の研究

      ページ: 194-198

  • [雑誌論文] 静岡市杉ノ畷古墳出土木棺の研究2008

    • 著者名/発表者名
      岡林孝作・日高慎・奥山誠義・鈴木裕明
    • 雑誌名

      MUSEUM 614

      ページ: 5-25

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 山形市衛守塚2号墳の研究2008

    • 著者名/発表者名
      岡林孝作・日高慎・奥山誠義・鈴木裕明
    • 雑誌名

      MUSEUM 616

      ページ: 7-35

    • 査読あり
  • [図書] 古墳時代におけるコウヤマキ材の利用実態に関する総合的研究2009

    • 著者名/発表者名
      岡林孝作, 鈴木裕明, 高橋敦, 福田さよ子
    • 総ページ数
      110
    • 出版者
      奈良県立橿原考古学研究所

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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