研究概要 |
研究期間2年目の本年度は,タイ及びラオスでの現地調査を本格的におこなった。中川はカウンターパートであるタイのコンケン大学のセクソン准教授とともに,コンケン周辺農村で,国際結婚移動の送出元の世帯(娘が国際結婚をしている両親)にインタービュー調査とアンケート調査を実施するとともに,東北タイ4県の農村に関するGISデータの整備をおこなった。また,国際学会において中間成果を2回報告した。高橋は中川と共にラオスの農村調査(タイに近い農村)をおこない,若年層のタイへの出稼ぎ移動が近年急増していることを明らかにした。川端はタイの東北タイのコンケン市,ウドンタニ市の都市商業の変容を調査すると共に,周辺農村からの買い出しが多いことを明らかにし,出稼ぎによる送金増加との関連について考察した。渡辺と早瀬はタイのチェンマイを調査し,チェンマイの外国人に関する聞き取り調査をおこなった。
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