研究課題/領域番号 |
18320141
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
川村 邦光 大阪大学, 文学研究科, 教授 (30214696)
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研究分担者 |
荻野 美穂 大阪大学, 文学研究科, 教授 (60194479)
杉原 達 大阪大学, 文学研究科, 教授 (40113138)
冨山 一郎 大阪大学, 文学研究科, 助教授 (50192662)
真鍋 昌賢 大阪大学, 文学研究科, 助手 (50346152)
落合 恵美子 京都大学, 文学研究科, 教授 (90194571)
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キーワード | 家族写真 / 家族制度 / 遺影 / 視覚資料 / 家庭アルバム / 記憶 |
研究概要 |
平成18年度は7回の研究会を行なった。研究分担者と研究協力者は仙台市で調査・資料収集をした。また予定外であったが、韓国・全南大学の日本研究者、金容儀氏に研究協力者になってもらい、全南大学で研究会を開催するとともに、戦前・戦後の韓国の家族写真の調査を韓国人・日本人大学院生と行なった。日本と韓国の家族写真との比較研究をも視野に入れた研究への展望をえることができたと考えている。研究会は以下の通りである。第1回研究会(5月15日)、川村邦光「家族写真をめぐって」。第2回研究会(6月5日)、五十嵐恵邦(米国バンダービルト大学)「大衆消費社会への挑戦」。第3回研究会(9月18日)、川村邦光「近代日本における死の諸相と幼子をめぐる語り」、兵頭晶子(日本学術振興会)「監禁施設の中の死」、永岡崇(大阪大学大学院)「教祖の<死>の近代」、畑中小百合(同上)「演じられた<死>」、石附馨(同上)「沖縄戦の戦死者」、丸山泰明(神奈川大学COE研究員)「兵士の死をめぐる展示」。第4回研究会(11月3日)、永岡崇「‘信仰の知'の境界をめぐって」、浜田陽(帝京大学)「日本の四君子・十二支にみる境界的なるもの」、川村邦光「越境する幽霊」、石附馨「沖縄シャーマニズムの現在」、崔仁香(中央大学大学院)「映画から見る韓日の学校怪談」、宇都宮めぐみ(大阪大学大学院)「女子留学生のいる場所」、全成坤(慶州大学)「「五族共和」と「朝鮮神話」主張の間で」、金容儀(全南大学)「京城帝国大学の七人の総長」。第5回研究会(12月1日)、小山有子(大阪大学大学院)「衣服の"近代化"」、川村邦光「異郷のオトメ」。第6回研究会(12月15日)、李元範(東西大学)「韓国における「日流」」。第7回研究会(1月26日)、渋谷知美(お茶の水大学)「M検の社会史」。第8回研究会(2月26日)、丸山泰明「記念・資料としての写真帳」、青木俊也(松戸市立博物館)「家族写真からみた1960年代の公団住宅入居者の生活」。
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