研究課題/領域番号 |
18320141
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
川村 邦光 大阪大学, 文学研究科, 教授 (30214696)
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研究分担者 |
荻野 美穂 大阪大学, 文学研究科, 教授 (60194479)
杉原 達 大阪大学, 文学研究科, 教授 (40113138)
冨山 一郎 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (50192662)
真鍋 昌賢 大阪大学, 文学研究科, 助教 (50346152)
落合 恵美子 京都大学, 文学研究科, 教授 (90194571)
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キーワード | 家族写真 / 家族制度 / 遺影 / 視覚資料 / 家庭アルバム / 記憶 |
研究概要 |
平成19年度は昨年度と同様に8回の研究会を行なった。研究代表者の川村は福島県郡山市で調査・資料収集をした.また、研究分担者の才津佑美子の調査地である長崎市で調査・資料収集をするとともに、長崎国際大学で研究会を開いた。 研究会(回数は前年度からの通し番号)は以下の通りである。第9回研究会(2007年4月7日)成惠珍(大阪大学大学院)「写真から表象される朝鮮のイメージ」、林曉淳(同上)「台湾の結婚写真をめぐって」、竹原明理(同上)「写真のなかの生き人形」、石山祥子(同上)「黒川能と写真の民俗誌」、小山有子(同上)「『華族画報』にみる家族写真:服装を中心にして」、川村邦光(同上)「家族写真の系譜をめぐって」。第10回研究会(5月11日)五十嵐惠邦(バンダービルト大学)「戦後社会の外部を夢見て:山田洋次の『家族』と1970年日本社会」、第11回研究会(6月22日)永岡崇(大阪大学大学院)「「民衆宗教」研究のナラティヴ」。第12回研究会(7月6日)丸山泰明「記念としての写真集、資料としての写真集:渋沢敬三『柏葉拾遺』をめぐって」、第13回研究会(9月7日)川村邦光「家族写真・家庭アルバム論をめぐって」、西村明(鹿児島大学文学部)「被爆死者の写真のゆくえ:国立原爆犠牲者追悼平和祈念館の遺影保存について」。第14回研究会(11月16日)北原恵(甲南大学社会学部)「戦前・戦後の天皇一家家族写真」。第15回研究会(11月30日)上野千鶴子(東京大学大学院)「近代家族のジェンダーと家族写真」。第16回研究会(2008年2月8日)矢野敬一(静岡大学教育学部)「生活記録写真からの学び:小学校と大学での授業実践から」。また中間報告書として、川村邦平「家族写真の系譜をめぐって」、林暁淳「台湾における結婚写真の変遷と位相」、林白王攵「日本植民地時代における台湾女性生浩史」などを収めた論文集を2008年3月に刊行した。
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