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2008 年度 実績報告書

犯罪被害者の刑事手続への参加

研究課題

研究課題/領域番号 18330012
研究機関東京大学

研究代表者

井上 正仁  東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (30009831)

研究分担者 佐伯 仁志  東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (10134438)
酒巻 匡  京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (50143350)
長沼 範良  上智大学, 法学研究科, 教授 (40164454)
大澤 裕  東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (60194130)
川出 敏裕  東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (80214592)
キーワード刑事法学 / 犯罪被害者 / 公訴参加 / 意見陳述 / 付帯私訴 / 損害賠償命令 / 被害者参加 / 優先傍聴
研究概要

1.海外の制度の調査前年度に計画していながら事情により実施ができなかった海外調査については,本年11月に,アメリカのワシントンDC,ボストン,ニューヨークにおいて,裁判を傍聴するとともに,現地の裁判官や弁護士に聞き取り調査を行った。
また,これ以外の諸国については,ヨーロッパについては,ドイツ,イギリス,フランス,アジア諸国について,韓国と台湾にっき,担当者が文献調査のまとめを行い,研究会での報告を行った。
2.被害者参加制度の検討本年12月1日から,被害者参加制度が施行となり,実際にも,いくつかの事件で被害者参加が行なわれた。そこで,被害者参加制度の理論的検討と並行して,限られた事件数ではあるが,被害者参加制度の導入の際に,その利点,問題点として指摘されていた点が,実際の事件において,どのように現れているかの検討を行った。
3.研究のとりまとめ(1)刑罰及び刑事手続の目的との関係での被害者の位置づけ,(2)被害者参加と訴訟構造との関わり,(3)被害者参加と被疑者・被告人の権利保障との関係,(4)被害者参加が刑事手続にもたらす影響,(5)あるべき被害者参加の形態,を軸に,体系的な被害者参加論の検討を行った。この成果は,雑誌論文等のかたちで公表する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 犯罪被害者と刑事手続をめぐるこれまでの動きと共同研究の趣旨2008

    • 著者名/発表者名
      酒巻匡
    • 雑誌名

      刑法雑誌 43巻3号

      ページ: 373-376

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 損害回復のための刑事手続の成果の利用2008

    • 著者名/発表者名
      川出敏裕
    • 雑誌名

      刑法雑誌 43巻3号

      ページ: 377-384

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 被害者の刑事手続への参加2008

    • 著者名/発表者名
      長沼範良
    • 雑誌名

      刑法雑誌 43巻3号

      ページ: 385-392

    • 査読あり
  • [図書] Q&A平成19年犯罪被害者のための刑事手続関連法改正2008

    • 著者名/発表者名
      酒巻匡(共著)
    • 総ページ数
      26-62
    • 出版者
      有斐閣

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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