研究分担者 |
白石 隆 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (40092241)
末廣 昭 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (60196681)
片山 裕 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (10144403)
木崎 翠 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (40260541)
大西 裕 神戸大学, 法学(政治学)研究科, 准教授 (90254375)
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研究概要 |
本研究の目的は,東アジア・東南アジア諸国の「民主化」という大きな政治潮流の中で,経済テクノクラシーの役割とその変容について,中国,韓国,インドネシア,タイ,マレーシア,フィリピンという諸国間での比較研究によって明らかにすることである。 民主化という政治環境の変化は,従来の開発体制・権威主義体制下における経済テクノクラートの役割に大きな影響をもたらしていると考えられる。特に,経済開発計画策定に代表される経済政策決定過程では大きな変化をもたらすものと予想される。例えば,経済政策を決定する過程の透明性の確保が求められる一方で,また民主化によって多様化した新しいアクターが出現し,様々な政治的要求が経済計画や経済策定過程に利益表出という形で出されるであろう。 このような問題関心のもとで,研究プロジェクト2年目に当たる本年度は,各国の経済政策決定過程メカニズム,そこに関わる制度(関連法規,政府機構など)の洗い出し作業の追加的作業と経済テクノクラートに関する基礎的資料の収集とデータの整備を行い,関係者からの聞き取り調査などを行った。(以上)。
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