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2008 年度 自己評価報告書

先進国における政党再編と生産レジーム変容の国際比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18330028
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 政治学
研究機関早稲田大学

研究代表者

井戸 正伸  早稲田大学, 総合科学学術院, 教授 (00232497)

研究期間 (年度) 2006 – 2009
キーワードグローバリゼーション / 政党 / 生産レジーム / 資本主義 / 民主主義 / 政党制
研究概要

本研究プロジェクトは、グローバリゼーションが進む中で、戦後の高度経済成長と社会的安定を実現するのに成功してきた先進各国の生産レジームおよび「資本主義の類型(Varieties of Capitalism)」が変容しているか否か、という現在、大きな議論の対象となっている問題について、新しい理論枠組みを提出し、新たな知見を得ることを目的とする。このため、世界各国でこの分野における重要な研究を行ってきた研究者との共同研究プロジェクトを組織し、以下のような研究を遂行するものである。
(1) グローバリゼーションと生産レジーム変化の因果関係に関するこれまでの議論において、政党システム・政党組織の変化は必ずしも充分な検討がなされてこなかった。本プロジェクトは、この政党システム・政党組織の変化を独立変数の一つとして加え、グローバリゼーションと生産レジーム変化の因果関係をより良く説明する新たな理論枠組みを構築する。
(2) この新たな理論枠組みを前提に、研究代表者、研究協力者以外にも、これまでこの分野で重要な研究を発表してきた世界各国の研究者に本プロジェクトの連携研究者として加わっていただき、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、日本、東欧、中国など世界各国の政党システム・政党組織変化と生産レジーム変容に関する実証分析を遂行する。このために、毎年、日本でプロジェクト・メンバーによる国際会議を開催し、共通の理論的枠組みにもとづく、相互に比較可能な実証分析を蓄積する。
(3) このようにして得られた世界各国の実証分析をもとにして、グローバリゼーションの進む中における、政党システム・政党組織変化と生産レジーム変容に関する新たな知見を得ることを目指す。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 備考 (8件)

  • [備考] (1) Party System Change and Transformationof the "Varieties of Capitalis"(Masanobu Ido)

  • [備考] (2) Production Regimes and Party Politics : Reversing the Arrow of Causation (HelenCallaghan)

  • [備考] (3) Reform or Decline : Party System Changeunder Political Economic RegimeTransition in Italy and Japan in the 1990s(Hideko Magara)

  • [備考] (4) Globalization, Party-State and Capitalin China's Emergent Capitalism (Christopher McNally)

  • [備考] (5) Between Pork and Productivity : Can Japan's Ruling Party Reconcile the Tension? (T.J. Pempel)

  • [備考] (6) Framing a Regime Choice : The New Roleof Biparty Competition in Japan (Takashi Oshimura)

  • [備考] (7) Varieties of Capitalism and Types of Democracy (Philippe C. Schmitter)

  • [備考] (8) On Recent Changes in the Italian Modelof Capitalism (Carlo Trigilia and LuigiBurroni).

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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