研究課題/領域番号 |
18330029
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
首藤 もと子 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 教授 (10154337)
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研究分担者 |
駒井 洋 中京女子大学, 人文学部, 教授 (20058100)
明石 純一 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 助手 (30400617)
吉村 眞子 法政大学, 社会学部, 教授 (80247113)
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キーワード | 東アジア / 移住労働者 / 外国人労働者 / ASEAN / 日本 |
研究概要 |
首藤は、東アジアの国際労働移動に関する資料や文献収集に努め、かつ中部ジャワおよび北部タイから日本に外国人研修生を派遣する背景について、それぞれタイとインドネシアの共同研究者の協力を得て、データ収集を行った。また、インドから東アジアへの労働移動について、今藤にインドでの現地調査を行わせて、資料の収集に努めた。一方、筑波大学で東アジアにおける国際労働移動に関して、平成18年10月25日と12月11日に公開講演会を開催した。さらに、2月下旬にインドネシアで移住労働者に関する最新の法令等の資料を収集し、関係省庁の政策担当者、移住労働に関する市民団体や不法滞在等で帰国したで元移住労働者約20名などにインタビューしたほか、派遣業者の施設を訪問して、国外への移住労働者派遣の書類手続きや訓練施設を視察した。 駒井は、日本における外国人移民の労働状況に関するこれまでの調査をまとめ、日本社会の課題について論じた著書を出版した。また、日本におけるフィリピン人の労働環境の変化について、海外共同研究者であるバレスカスの協力を得て、関東、関西地域で調査を行ないデータを収集した。 明石は、日本における外国人「高度人材」受入に関して、先行研究の収集と検討を行い、計10社の人事担当者にヒアリングを行った。また、東証上場企業計2400社に対し、質問票を送付して、目下その回答を整理している。 吉村は、マレーシアにおける外国人(移住)労働者を中心として、マレーシアの労働・雇用問題に関して、マレーシア関係官庁、外国人労働者の権利・保護・支援を議論する研究者・労働組合・市民団体・NGOsなどに対するヒアリング調査、資料収集を行った。
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