研究課題/領域番号 |
18330029
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
首藤 もと子 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (10154337)
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研究分担者 |
駒井 洋 中京女子大学, 人文学部, 教授 (20058100)
明石 純一 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教 (30400617)
吉村 眞子 法政大学, 社会学部, 教授 (80247113)
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キーワード | 東アジア / 労働移動 / 外国人労働者 / ASEAN / 未熟練労働 / 人間の安全保障 / 国際公益 / ガバナンス |
研究概要 |
首藤は代表者として、東アジアの国際労働移動に関する資料や文献収集に努め、筑波大学においては次のとおり公開セミナーを開催した(講師名と開催日:安里和晃氏平成19年5月23日、陳天璽氏6月27日、宣元錫氏11月14日、陳立行氏平成20年1月28日)。このうち、安里氏、宣氏および陳氏には最終報告書で、それぞれ台湾、韓国、中国に関する章の執筆を依頼して、快諾を得た。また、タイにおけるメコン流域からの外国人労働者に関する法制度について、香港とタイのNGOに執筆を依頼して快諾を得た。これにより、本研究の目的に合致した国際的な執筆体制を確立することができた。 首藤は、個別の分担ベースでは、平成19年8月と平成20年3月に香港で資料収集と現地インタビューを行い、香港の外国人労働受け入れに関する法制度と社会的組織化について報告書を作成した(これに基づき平成20年7月にインドネシアでの国際会議、9月に日本の学会で報告する予定である)。この他、首藤は平成19年12月に東アジアの労働移民に関する国際ワークショップに参加した。 駒井は、日本における外国人移民(とくに日系ブラジル人)の労働状況および地方自治体の政策について調査をまとめ、講演を行った。吉村は、マレーシアにおける外国人(移住)労働者を中心として、マレーシアの労働・雇用問題に関する現地調査を行い、国立シンガポール大学および国内の学会等で研究発表を行った。また、明石は、最終報告書でシンガポールの外国人労働に関する法制度を執筆するため、シンポガールでの資料収集を行い、国内の研究会で発表した。 首藤は、フィリピン、インドネシア、タイ、ベトナム在住の、それぞれの海外共同研究者との連絡も密にとっており、すべての海外共同研究者が今年度の調査報告書を作成し、首藤に提出した。
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