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2007 年度 実績報告書

北東アジア冷戦史の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18330032
研究機関法政大学

研究代表者

下斗米 伸夫  法政大学, 法学部, 教授 (80112986)

研究分担者 羽場 久美子  青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (70147007)
萩谷 順  法政大学, 法学部, 教授 (50409348)
趙 宏偉  法政大学, 法学部, 教授 (40265773)
横手 慎ニ  法政大学, 慶応大学法学部, 教授 (00220559)
半澤 朝彦  明治学院大学, 国際学部, 准教授 (80360882)
キーワード冷戦 / 東アジア / 朝鮮戦争 / スターリン / 金日成 / 個人崇拝 / ハンガリー事件 / フルシチョフ
研究概要

本年度は,2年にわたるプロジェクトの最終年,平成16-17年の前プロジェクトから数えて4年にわたったアジア冷戦研究の全般的総括の年に当たり,アジア冷戦という本企画の概念的定義と,研究史的中間総括が目的であった。特にロシア史料を中心にアジアでの冷戦を再構成するという本企画は,ロシア=ソ連外交を通じて東欧史,そして米ソ関係といった東西冷戦全般の相互関係,といった次元に広がっていった。平成17年までの研究は,アジア,特に北朝鮮での内政的観点からみた個人崇拝問題に関心があったが,本年度公表した仕事は,この数年北朝鮮と冷戦との関連の研究であるが,その対外的側面,とりわけ,東西冷戦の相互関係に関心を移している。
なかでも1956年の朝鮮民主主義人民共和国の個人崇拝問題が,1956年のソ連でのスターリン批判,そして秋のハンガリーやポーランドでの東欧革命と深く絡んでおり,10月末に深刻化する東欧の民主化が,1956年9月までもっていたソ連と中国の北朝鮮問題への関心を奪い,結果的に金日成体制の個人崇拝を助長したという東西冷戦の逆説的位相を示していることを指摘したものである。このことにより今後の研究の足がかりが得られた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] スターリン批判の「地政学」2007

    • 著者名/発表者名
      下斗米 伸夫
    • 雑誌名

      ロシア・東欧研究 35号

      ページ: 3-12

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] スターリン批判とアジア2007

    • 著者名/発表者名
      下斗米 伸夫
    • 雑誌名

      ユーラシア研究 11号

      ページ: 24-30

  • [雑誌論文] ケナンが残した教訓2007

    • 著者名/発表者名
      下斗米 伸夫
    • 雑誌名

      外交フォーラム 2号

      ページ: 28-33

  • [学会発表] Japan and the Cold War(1945-1960)2008

    • 著者名/発表者名
      下斗米 伸夫
    • 学会等名
      アジアの冷戦・目中韓workshop
    • 発表場所
      早稲田大学現代中国研究所
    • 年月日
      2008-03-17

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2015-03-25  

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