研究課題/領域番号 |
18330033
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
梅森 直之 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80213502)
|
研究分担者 |
篠田 徹 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (60196392)
李 成市 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (30242374)
本野 英一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (20183973)
坪井 善明 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (00163874)
若田部 昌澄 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (00240440)
|
キーワード | グローバル・イシュ / 外交史・国際関係史 / 国際交流論 / 国際協力論 / 東アジア史 |
研究概要 |
・アーカイブの整備と公開:「草の根からのアジア」の可能性を探る目的で、日本の社会運動とアジアとの関連を体系的に明らかにするプロジェクトとして、早稲田大学に所蔵されている未整理の旧社会党関係文書のアーカイブ化を昨年度に引き続き行った。80箱ほどのうち、初年度と二年度を合わせて20箱の資料のデータベース入力が完了した。また、本資料の意義と重要性を広く一般社会にフィードバックする試みとして、2007年7月25日に、同資料をテーマとする公開講演会「社会党文書を開くーグローバル化時代の社会運動の可能性」を開催、さらに早稲田大学中央図書館二階展示室にて「旧社会党関係資料展」を7月16日から8月2日にわたり開催した。その他、「同資料に関しては、2010年度の本資料の目録化と公開を前提に作業を進めた。 ・国際共同研究の展開:現代アジア研究チームが中心となり、韓国政治思想学会との共催で、韓国より8人の研究者を招聘し、2007年6月、国際シンポジウム「日本と韓国における憲法と民主主義-理論・歴史・展望」を開催した。本シンポジウムを通じて、両社会の差異だけでなく、とりわけ民主主義や福祉をめぐる共通の課題が浮き彫りとなり、その共同の解決に向けたロードマップのあり方についての議論を行った。 ・東アジア共通の歴史認識の構築:歴史認識チームは、韓国の歴史学者と共同で行う東アジア歴史認識国際プロジェクトを具体的にスタートさせた。本件に直接関係する事項として、2008年1月31日に梅森直之が漢陽大学にて東アジアの近代経験に関する研究報告を行い、さらに2月1目に李成市がオーガナイザーとなって成均館大学にて国際シンポジウム「東アジア史研究方法論の拡大」を実施した。またこのシンポの席上で、2008年度以降の共同研究の進め方に関しても活発な議論を行った。
|