研究課題/領域番号 |
18330033
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
梅森 直之 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80213502)
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研究分担者 |
篠田 徹 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (60196392)
李 成市 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (30242374)
本野 英一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (20183973)
坪井 善明 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (00163874)
若田部 昌澄 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (00240440)
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キーワード | グローバル・イシュ / 外交史・国際関係史 / 国際交流論 / 国際協力論 / 東アジア史 |
研究概要 |
研究分担者が分担する個別の研究テーマについて研究を進めたのに加え、本フロジェクト全体で取り組んだ成果としては下記のようなものがある。 1.アーカイブの整備:日本の社会運動とアジアとの関連を体系的に明らかにする試みのひとつとして早稲田大学所蔵の旧社会党関係文書のアーカイブ化を進めた。現在、整理済資料の概要は、I各種通達類・活動報告・調査資料など党本部関係の資料(480点、13箱)、IIアジア社会党会議・国際社会主義運動関連資料を含む外国語資料(231点、7箱)である。こうした作業を通じて、敗戦から1950年代にかけての日本の革新勢力とアジア各国との具体的な連携を論ずるための基礎資料が整った。 2.日韓共同歴史シンポジウムの開催:日本とアジア諸国とのコミュニケーションは、しばしば歴史認識をめぐる論争により阻害されてきた。お互いの歴史認識について共通理解を深め、その問題点を討議することを目的として、前年度に引き続き、韓国成均館大学をパートナーとし、2008年7月26日に早稲田大学において、第二回目となる日韓歴史シンポジウムを開催した(第一回目は、前年度ソウルで開催)。日韓双方から3名、計6名の報告者が、「近代東アジアに置ける他者認識と他者構築」という共通テーマのもと、報告を行い、また全報告者による総括討論が行われた。 3.国際シンポジウムの開催:アメリカの著名な日本研究者であるハリー・ハルートゥニアン教授(ニューヨーク大学)を招聘し、2008年6月27日と7月4日の二日間、早稲田大学において、日本の歴史とアメリカならびにアジアとの関係を考えるシンポジウムを開催した(タイトルは、それぞれ.Reading "Overccme by Modernity"ならびにGlobalism and Anti-Aericanism)。
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