研究課題
本年度は、二つの製造業大企業の製造ラインの従業員とその管理監督者に対して、訓練、生産性、入的資源管理などに関する継続調査を行った。そのデータをもとに、従業員レベルでのOJT、OffJT、自己啓発の量と生産性の関係を明らかにした。特に、OJTが従業員の生産性を高めることについて統計的に有意な結果を得た。また、職場レベルでのOJTの量や個人間、チーム間での差についてはじめて統計的に明らかにされた。論文は、Trans-Pacific Labor Seminarという国際会議で報告した。この調査は、1社については来年度も継続する予定である。また、高卒労働者の就業状況に関して、2か月おきに継続調査を行うというインターネット調査も行った。この結果、高校時代の学業成績や遅刻・欠席と正社員就職との間に統計的に有意な影響があることを見出した。
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