研究課題/領域番号 |
18330060
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
大坪 滋 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (40247622)
|
研究分担者 |
長田 博 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (40233506)
木村 宏恒 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (20112386)
大橋 厚子 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (80311710)
伊東 早苗 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 准教授 (80334994)
新海 尚子 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 准教授 (10377765)
|
キーワード | グローバリゼーション / 途上国開発 / 国際開発経済学 / 成長・貧困・分配 / ガバナンス / 国際経済法 / 国際環境協力 / 移民 |
研究概要 |
研究実績の概要を以下に列記する。 1. H18-19年度に引き続き、研究参加者各自が、各自の分野において、国際化・グローバリゼーション化における開発の諸相についての研究を推し進めた。研究は以下の7分野において進められた。 (1) 貿易・投資・技術移転・人の移動などの国際経済活動が経済成長の加速・減速を通じて間接的に貧困に作用するのみならず、貧困の諸相、格差の展開など国内社会経済開発にも直接作用することを示し、これらを取り込む分析手法を検討した。 (2) 国内財政・金融政策や改革のグローバリゼーション下での波及の理論分析および実証分析の準備。 (3) グローバル化時代の産業振興政策、即ちマクロ・ミクロ経済環境整備と連動した投資環境整備の諸策を検討。 (4) 発展途上国における経済成長と環境保護の問題を、貿易・環境政策、排出権取引の2側面から整理統合。 (5) 国際的制度調和の流れとグローバルガバナンスの議論を整理統合、研究分析分野の特定。 (6) 種々の地域経済協力(自由貿易地域、投資協調、地域通貨圏)の論点整理と政策シミュレーション分析。 (7) グローバリゼーション下の社会変容を考察し、論点整理、研究対象の特定。 2. 『グローバリゼーションと開発』(Leading Issues in Development with Globalization)の編集会議を立上げ、10ヶ月に渡る検討会、執筆活動の結果、当初の予定通り、2009年2月に勁草書房より刊行した。これにより本年度は多くの研究参加者の成果発表が、学術論文発表というより本書での担当章執筆をもって行われた。 3. 次年度のなるがH21年度6月の国際開発学会全国大会において、本研究課題についての企画セッションを行うことが決定している。
|