研究課題/領域番号 |
18330073
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中西 聡 名古屋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (20251457)
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研究分担者 |
西澤 泰彦 名古屋大学, 大学院環境学研究科, 助教授 (80242915)
吉川 卓治 名古屋大学, 大学院教育発達科学研究科, 助教授 (50230694)
黒田 由彦 名古屋大学, 大学院環境学研究科, 助教授 (30170137)
溝口 常俊 名古屋大学, 大学院環境学研究科, 教授 (50144100)
羽賀 祥二 名古屋大学, 大学院文学研究科, 教授 (30127120)
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キーワード | 近現代日本 / 生活様式 / 社会環境 / 都市生活 / 農村生活 |
研究概要 |
本研究の目的は、近現代日本における人々の生活様式とそれを取り巻く社会環境の歴史的展開を都市と農村の比較に重点を置きつつ解明することである。今年度は研究期間の初年度にあたり、研究メンバー各自の本研究課題に関連するこれまでの研究成果を、研究メンバー全員が共有するために、研究報告会を平成18年7月・10月・12月・平成19年・2月の4回開催した。研究報告会では、研究代表者・研究分担者の他に、本研究課題の関連分野の研究者にも研究協力者として報告してもらい、学問交流を図った。また、本研究メンバーは、建築史・歴史地理・文化史・教育史・経済史などの学際的な研究メンバーからなるが、平成19年3月に、建造物・史蹟調査と文献研究とを組み合わせる新たな研究方法の試みとして、本研究メンバーによる愛知県下の共同実地調査(フィールド・ワーク)を行った。 一方、共同研究の具体的方法として、研究メンバーを都市班と農村班に組織して研究代表者が全体を総括することとした。都市班は、共同研究の素材として選んだ都市自治体による1920年代〜30年代の社会調査報告書の復刻版のうち名古屋大学でまだ未購入の分を購入し、すでに購入した分と併せて、そのなかで共同研究に必要な箇所をチェックする作業を進めた。農村班は、共同研究の素材となる「郡是・町村是」資料のマイクロフィルム版をプリントして整理するとともに、1930年代の農家の家計調査(農家経済調査簿)がDVD版として復刻されたので、それを購入してプリントして整理することで、20世紀前半の日本各地の農村の生活様式を解明する資料群を利用しえる環境を整えた。
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