• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

ベンチャー評価モデルの構築と新規株式公開アノマリーの解明

研究課題

研究課題/領域番号 18330079
研究機関東京工業大学

研究代表者

蜂谷 豊彦  東京工業大学, 大学院社会理工学研究科, 助教授 (00251645)

研究分担者 永田 京子  東京工業大学, 大学院社会理工学研究科, 助教授 (10345366)
キーワードベンチャー / IPO / アンダープライシング / 無形資産 / 利益調整
研究概要

本年度の研究実績は3つに大別できる。
ひとつは独自データベースの構築である。これまでは,JASDAQの株式統計年報のみに基づいて,1989年から2000年までに新規公開した企業について,公開価格,資金調達額,公開株式数などのデータを抽出して基本データベースとして用いていたが,今回の研究では,2004年までに公開した企業に広げるとともに,主に2000年以降に新規公開した企業については目論見書から取締役会構造,引受会社情報,所有構造情報などを入手し,新しい独自データベースを作成することができた。現在までのところ,ファースト・ファインディングを行うとともに,データベースのクレンジングを行っている。
ふたつめは,IPOアノマリーに関する研究である。今年度は,アノマリーの原因のひとつと考えられる公開前の企業行動,具体的には企業の所有構造と会計行動(この研究では裁量的アクルーアルを代理変数として採用している)に焦点を当てた研究を行った。ただし,この研究では,これまで構築してきた基本データベースに所有構造情報を追加して行っている。この研究については,2本のワーキングペーパーを執筆し,うち1本を投稿している。
最後に,ベンチャー評価に関連して,無形資産に関する研究を行った。この研究は,ベンチャー企業ではなく,一般上場企業を対象として行った。その目的は,一般上場企業の蓄積している無形資産に対する市場の評価や企業パフォーマンスヘの影響を把握した上で,ベンチャー企業に適用することにある。この研究については,2本の論文を投稿して受理され,他に2本の論文を投稿中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Measuring Firm-specific organizational capital and its impact on value and productivity2006

    • 著者名/発表者名
      Ramirez, Hachiya
    • 雑誌名

      Review of Pasific Basin Financial Markets and Policies 9-4

      ページ: 549-575

  • [雑誌論文] How do firm-specific organizational capital and other intangible assets affects sales,value and productivity?2006

    • 著者名/発表者名
      Ramirez, Hachiya
    • 雑誌名

      International Journal of Innovation and Techonology Management 3-3

      ページ: 1-18

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi