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2007 年度 実績報告書

環境効率と経済パフォーマンスに関する日本、米国、欧州の国際比較

研究課題

研究課題/領域番号 18330081
研究機関広島大学

研究代表者

金原 達夫  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (20099097)

研究分担者 金子 慎治  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 准教授 (00346529)
馬奈木 俊介  横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 准教授 (70372456)
田中 勝也  滋賀大学, 環境総合研究センター, 准教授 (20397938)
目代 武史  東北学院大学, 経済学部, 講師 (40346474)
市橋 勝  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 准教授 (10223108)
キーワード環境効率 / ポーター仮説 / 環境経営 / 環境戦略 / 構造方程式モデリング / 効率性評価 / PRTR / Data Envelopment Analysis
研究概要

本年度は、(1)日本企業のアンケート調査データの構築、(2)米国企業のアンケート調査データベースの構築、(3)環境科学会において企画シンポジウムを開催,(4)イギリス・ドイツへでの企業調査のための準備の4点を中心に研究を行った。
(1)日本企業を対象にアンケート調査を実施した。サンプル数は320社であり,すべて東証一部上場企業である。さらに日経NEEDSデータベースと照合することによって、財務データをマッチングしている。今後はPRTRデータとCO_2データのマッチングを行い、アンケート・財務・環境の包括的データベースの構築を目指すとともに、共分散構造分析や包絡曲線分析法などを適用した研究を行い、論文を作成する。
(2)米国での企業データの収集と整備を実施した。アンケートは、テキサス大学オースティン校LBJスクールのDavid Eaton教授のグループと協議を行い、同校の修士学生に協力を依頼し、7月から8月にかけて電話による調査を行った。サンプル数は200社である。今後はマージェントオンライン社の米国財務データベースと米国EPAが公開しているTRIデータベースをアンケート調査データとマッチングさせ、ンケート・財務・環境の包括的データベースの構築を目指すとともに、共分散構造分析や包絡曲線分析法などを適用した研究を行い、論文を作成する。
(3)2007年9月に本研究分担者を中心とした企画シンポジウムを実施した。シンポジウムには15名ほどの聴衆が参加しおり、質疑応答なども活発に行われた。企画シンポジウムで発表を行った内容を環境科学会誌の企画シンポジウム論文へ投稿し、4本の査読付論文の掲載が決定している。
(4)イギリス・ドイツでの企業アンケート及びヒアリング調査の準備のため、共同研究グループとの調整を中心に活動した。リーズ大学の共同研究者と協議を行い、同大学の修士学生に協力を依頼し、データ収集とデータベース構築の段取りを整えた。
最終年度は、(1)、(2)で準備したデータ収集、及び調査結果を分析し、日米の環境経営の違いによる企業の環境パフォーマンスと経済パフォーマンスの関係について分析を進める。また、(4)で準備した欧州の企業データ収集や企業調査のためのパートナーとの共同研究について準備を進めるとともに、分析を行う。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] PRTRデータとCO2排出量による環境効率の計測-国内自動車製造企業の実証分析-2007

    • 著者名/発表者名
      藤井秀道・金子慎治・川原博満・金原達夫
    • 雑誌名

      環境システム研究論文集 35

      ページ: 265-271

  • [学会発表] Energy Price Induced Technological Changes2007

    • 著者名/発表者名
      Shunsuke Managi
    • 学会等名
      International Association for Energy Economics
    • 発表場所
      Taipei
    • 年月日
      20071105-06

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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