平成18年度は、以下の調査を行った。 (1)医療提供側の調査 メディカルツーリズムを振興している国・地域よりシンガポール、タイ、インドの病院および政府機関の協力を得て、現地調査を行った。 (2)医療消費側の調査 文献的調査によりメディカルツーリズムの振興により医療サービスが変化を受けている国・地域として、マーシャル諸島共和国・アメリカ合衆国グアム・パプアニューギニアが想定されたため、これらの国・地域の医療機関および学術機関で調査を行った。 (3)医療消費者の選好調査方法の検討 住民基本台帳の学術調査目的利用が困難となったため、これに代る方法の調査方法としての適切さを評価するため、京都市内を対象に医療サービス選好を主題として、地域による層化を行ったうえでの調査紙法(無作為ポスティング)による調査を行い、回収率および回収標本の特性を検討した。
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