本年は研究の第3年目として、フランス現地調査により、以下の課題を実施した。 まず、パリ・ラヴィレット建築大学校のブルディエ教授と連携し、パリの下町街区と流通の関係について、現地調査をおこなった。また、例年のごとく、フランスマルシェ商業者連合協議会(FNSCMF)を訪問し、新たな資料の収集と意見交換を実施した。その他、ジェトロパリならびにジェトロ・リヨンを訪問し、新たな情報探索に務めた。 本年は、新たにエクサン・プロヴァンス大学のジル・パッシェ教授ならびに同助教授カポ・クレール氏と連携し、今後の共同調査・研究について意見を交換し、研究論文の交換を約束すると同時に、今後の方向性を議論した。論文交換については、既に実施済みである。 なお、大阪学院大学にて第3回フランス流通セッションを開催し、11名の我が国フランス流通・都市計画・交通などの専門家を招請し、2日間にわたって全員が発表・討議をおこなった。本流通セッションについては、本研究にのっとり、公刊するべく努力中である。
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