変動期における高校生の社会意識とアスピレーションの形成過程

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 18330100
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 社会学
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 木村 邦博 東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80202042)
• 連携研究者: 海野 道郎 東北大学, 教養教育院, 特命教授 (90016676) ; 片瀬 一男 東北学院大学, 教養学部, 教授 (30161061) ; 秋永 雄一 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90212430) ; 古賀 正義 中央大学, 文学部, 教授 (90178244) ; 長谷川 計二 関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (00198714) ; 土場 学 立教大学, 社会学部, 教授 (50253521) ; 潮村 公弘 岩手県立大学, 社会福祉学部, 准教授 (20250649) ; 元治 恵子 立教大学, 大学院・ビジネスデザイン研究科, 准教授 (60328987) ; 阿部 晃士 岩手県立大学, 総合政策学部, 准教授 (50305314) ; 神林 博史 東北学院大学, 教養学部, 准教授 (20344640) ; 三輪 哲 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (20401268) ; 佐藤 幸也 宮城学院女子大学, 学芸学部, 教授 (10302043) ; 村山 詩帆 佐賀大学, 高等教育開発センター, 准教授 (30380786)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• キーワード: 階層・階級 / 教育 / ジェンダー / 社会意識 / 職業 / 社会移動 / アスピレーション / 労働市場

研究概要

2007年に「教育と社会に対する高校生の意識」第6次調査を実施し、分析結果を冊子体の報告書として刊行した。全体的に高校生・保護者とも格差に敏感になったが、ゆとり教育の影響は明確でない。約20年間に高校生の専門職志向が高まったが、近年では安定志向も強まりフリーターのイメージも悪化した。また近年、高校生の学習意欲が高まったが学習方法の変化は見られない。高校生の規範意識にも変化が見られない。保護者から高校生への期待に、自律性より同調性を重視する傾向が強まった。父不在高校生の大学進学希望率の低さも確認された。

研究成果

• [雑誌論文] 現代日本の不公平感-「仙台高校生調査」における20年の変化- (2009)
  • 著者名/発表者名: 海野道郎
  • 雑誌名: 東北文化研究室紀要 50 ページ: 123-138
• [雑誌論文] 親子調査における親欠票の原因-仙台高校生調査データを用いた分析- (2009)
  • 著者名/発表者名: 神林博史, 片瀬一男
  • 雑誌名: 社会と調査 2 ページ: 20-27
  • 査読あり
• [学会発表] カテゴリカルデータ分析におけるグラフィカル表示と数式 (2008)
  • 著者名/発表者名: 木村邦博
  • 学会等名: 日本行動計量学会第36回大会
  • 発表場所: 成蹊大学
  • 年月日: 2008-09-05
• [学会発表] 学歴社会イメージの時点間比較 : 仙台高校生調査の分析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 阿部晃士,
  • 学会等名: 日本行動計量学会第36回大会
  • 発表場所: 成蹊大学
  • 年月日: 2008-09-03
• [図書] 教育と社会に対する高校生の意識-第6次調査報告書- (2009)
  • 著者名/発表者名: 木村邦博
  • 総ページ数: 250
  • 出版者: 東北大学教育文化研究会
• [備考]
  • URL: http://www.sal.tohoku.ac.jp/behavsci/WorkGroups/HIGH/index-j.html