• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

オーストラリアと日本の自治体における業務記録管理システムの比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 18330117
研究機関高野山大学

研究代表者

藤吉 圭二  高野山大学, 文学部, 助教授 (70309532)

研究分担者 森本 祥子  独立行政法人国立国語研究所, 情報資料部門第二領域, 研究員 (80342939)
前川 佳遠理  国文学研究資料館, アーカイブズ研究系, 助手 (30413917)
磯村 和人  中央大学, 国際会計学研究科, 教授 (60241733)
水垣 源太郎  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (10294274)
キーワードアーカイブズ / アカウンタビリティ / 説明責任 / 電子記録 / 社会の記憶 / VERS
研究概要

2006年度はオーストラリア・メルボルンの公文書館システム、およびオーストラリアにおいてアーカイブズの果たしている役割、それぞれについて、その概要を把握することに努め、オーストラリアで公文書館のみならず一般にアーカイブズ施設が日本と比較して非常に大事にされている、すなわち格段に手厚い予算・人員のもとで運営されていることを確認し、2年目以降の調査を円滑に進めるための準備に力点を置いた。
2006年11月16目には事前研究会を開き、VERS : Victorian Electronic Records Strategyおよびオーストラリアのアーカイブズシステムの注目すべき点について、さらにオーストラリアのアーカイブズシステムの考え方と、その背景にあると考えられるイギリスの社会学者Anthony Giddensの理論との関係について、研究協力者の坂口貴弘、安倍尚紀も交えて情報を共有し、理解を深めた。
2007年2月3日〜2月9日にオーストラリア・メルボルンに滞在して海外研究協力者である田村恵子も含めて調査および情報収集に当たった。5日〜7日の3日間Public Record Office Victoria(ヴィクトリア州公文書館)でのワークショップに参加しスタッフとの意見交換をしたほか、メルボルンに設置されているアーカイブズ施設としてOld Melbourne Gaol(旧メルボルン監獄)、Immigration Museum(移民博物館)、State Library(州立図書館)を見学してスタッフから公文書等の保存・利用について聞き取りを実施し、また、メルボルン北部にあってオーストラリアにおけるアーカイブズ学の拠点の一つとなっているモナシュ大学を訪問し、そこでの中心的な研究者であるSue McKemmish教授、Frank Upward教授とアーカイブズと社会の関係について意見交換を行なった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 評価選別の理論と構造を考える2007

    • 著者名/発表者名
      坂口貴弘
    • 雑誌名

      京都大学大学文書館研究紀要 No.5

      ページ: 1-15

  • [雑誌論文] 記録の評価選別における機能分析手法:カナダ、アメリカ合衆国、イギリスの事例をもとに2006

    • 著者名/発表者名
      坂口貴弘
    • 雑誌名

      記録管理学会2006年研究大会予稿集 2006年度版

      ページ: 26-28

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi