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2006 年度 実績報告書

北東アジア諸国の福祉レジームに関するポスト・オリエンタリズム的な国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 18330120
研究機関東京大学

研究代表者

武川 正吾  東京大学, 大学院人文社会系研究科, 教授 (40197281)

研究分担者 藤村 正之  上智大学, 総合人間科学部, 教授 (00190067)
キーワード国際社会福祉 / 比較福祉国家 / オリエンタリズム / 福祉レジーム / 東アジア
研究概要

北東アジア諸国・諸地域(日本,韓国,中国,台湾,香港,等々)における福祉システムに関する国際比較研究においては,現在,福祉オリエンタリズムのアプローチが影響力を持っているが,本研究では,そこから脱却したポスト・オリエンタリズムのアプローチを確立するとともに,他方で,その成果を生かしながら西欧の経験への参照に偏重しがちな現在の福祉レジーム論の理論的洗練をはかり,これらに立脚しながら国際比較研究を行うことを目指している.四カ年計画の初年度である平成18年度は,(1)ポスト・オリエンタリズム・アプローチの理論的検討,(2)北東アジア諸国に関する現状分析,(3)日中間の国際ワークショップを行うことを計画した.この計画のうち,(1)と(2)に関しては,福祉国家形成のパターンにおいては土着的要因や文化的要因よりも,福祉国家形成への離陸時期がいつであるかという点と,そのときの国際環境の影響力の方が大きいとの作業仮説を導出し,その検討を行った.その成果に関しては,日本語で論文発表をするとともに,韓国や中国に出向いて両国の研究者との意見交換を実施した.また,これに加えて,日本における東アジア研究の現状や,日本の最近の社会政策の動向についても中韓両国において紹介に努めた.(3)については,2006年11月に北京大学社会学系において,ジョイントのセミナーを実施して,中国側からは北京大学の研究者が,日本側からは東京大学を初めとする各大学の研究者が研究発表し学術討論を行った.その結果,日中間の共同研究のさらなる発展についての合意が達成された.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006

すべて 図書 (4件)

  • [図書] 当代社会政策研究II2007

    • 著者名/発表者名
      〓〓
    • 総ページ数
      507
    • 出版者
      中国〓〓社会保障出版社
  • [図書] 東アジアにおける社会政策学の展開2006

    • 著者名/発表者名
      社会政策学会
    • 総ページ数
      1-22
    • 出版者
      法律文化社
  • [図書] 当代社会政策研究2006

    • 著者名/発表者名
      〓〓
    • 総ページ数
      478
    • 出版者
      天津人民出版社
  • [図書] 福祉国家の形成・再編と社会福祉政策2006

    • 著者名/発表者名
      野口定久
    • 総ページ数
      257
    • 出版者
      中央法規出版

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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