研究課題/領域番号 |
18330124
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
渡邉 裕美 東洋大学, ライフデザイン学部, 教授 (50247079)
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研究分担者 |
後藤 隆 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 教授 (30205603)
高野 龍昭 東洋大学, ライフデザイン学部, 講師 (80408971)
人見 朋子 東洋大学, ライフデザイン学部, 助手 (00408973)
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キーワード | 24時間ホームケア / 訪問介護 / 夜間対応型訪問介護 |
研究概要 |
1.自治体に研究協力を依頼し夜間ケア体制をすすめるための勉強会発足 自治体を通して居宅介護支援事業所、訪問介護事業所、訪問看護事業所に研究会開催を呼びかけた。第1回目、ケアマネ部会には17人のケアマネージャーが参加し、ヘルパー部会には4人が参加した。今後も継続的する。 2.24時間ホームケアを推進するためにインターネット上で(http://www.pro-kaigo.com)情報発信をはじめた。 3.夜間対応型訪問介護事業所ヒアリング調査 平成18年11月現在開設されていた41ヶ所の夜間対応型訪問介護事業所中、7事業所をヒアリング調査した。端末機やオペレーションセンターを設置するI型の介護報酬(出来高払い)となると、インフラ整備を既にもっていた(初期投資がそれほどたいへんではない)タクシー会社や警備会社や緊急通報システムと、大手営利法人の参入が目立っている。指定訪問介護と夜間対応を組み合わせた事業所や特別養護老人ホームにオペレーションをおく事業所もみられた。制度上は定期訪問も行うこととなっているが、定期訪問はほとんどなく、緊急コールとして使われている。利用者数が予測よりも低く運営が厳しく、夜間に働くスタッフの確保の問題が把握された。 4.デンマークの24時間ホームケア現状について海外研究 デンマーク、ネストベッツ市のポケットコンピューターを使った24時間ホームケア体制について現地研究を行った。深夜の訪問に同行し、どのようなケアニーズに対して、どのような訪問が行われているかを把握した。 5.夜間訪問介護をこれからはじめる事業所支援 すでに夜間訪問介護を行っている2事業所の協力を得て、勉強会に参加してもらった。これから夜間訪問介護をはじめる事業所を支援する情報交換とアドバイスを得る有益な場となった。今後、事業所間ネットワーク支援のしくみを検討する。
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