研究課題/領域番号 |
18330126
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研究機関 | 日本社会事業大学 |
研究代表者 |
今井 幸充 日本社会事業大学, 福祉マネジメント研究科, 教授 (00168501)
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研究分担者 |
大橋 謙策 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 教授 (40060470)
本間 昭 (財)東京都高齢者研究 福祉振興財団, 東京都老人総合研究所, 研究部長 (40081707)
繁田 雅弘 首都大学東京, 健康福祉学部, 教授 (90206079)
西下 彰俊 東京経済大学, 現代法学部, 教授 (80156067)
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キーワード | 地域医療 / 地域福祉 / 認知症 / 連携 / 阻害因子 / ケアマネージャー |
研究概要 |
1.認知症高齢者を地域で支える医療福祉連携に関する医師・ケアマネージャーの意識調査 A市ならびに同県内の旧在宅介護支援センターに勤務するケアマネージャー70名から自由記載によるアンケート調査を実施し、KJ法で分析した。結果は、医療との連携が阻害される要因として(1)医師が忙しい、(2)医師の意識が低い、(3)医師の認知症に対する知識の不足、(4)医師との連絡が取りづらい、などが挙げられた。またA市認知症医療に関わる医師10名とインタビュー調査を行った結果、ケアマネージャーと連携が阻害される要因として(1)役割分担と意識のずれ、(2)職種間の苦手意識、(3)連絡手段、(4)医療ニーズのズレ、(5)時間の余裕の欠如、(6)介護報酬の問題、が挙げられた。 2.地域医療に携わる医師の連携に関するイメージ調査 B医師会の協力で地域医療に携わる医師の「認知症高齢者を地域で支える医療福祉の連携」のイメージに関するアンケート調査を実施した。結果から、医療機関から福祉サービスに指示がだされ支援体制が構築される連携のタイプと、それぞれの機関が異なる目的意識を持ってチームが形成される連携を医師が考えていることが明らかになった。また、多くの医療関係者は、専門職種間が活用できる情報交換ツールの開発を希望し、それらが時間の短縮化と情報交換の効率化に役立つことを期待していた。 3.ケアマネージャーによる認知症医療基礎研修会 認知症高齢者の生活を支えるための活動をA市に3つある包括介護支援センターに働きかけ「四日市市認知症高齢者地域生活支援プロジェクト」を立ち上げ、平成18年10月から毎月1回、計5回の認知症の医療知識を深める研修を開催した。同時に連携のあり方を協議する事になった。本研修には43名のケアマネージャーの参加し、その効果を検証した。 4.平成19年度は、この結果を踏まえ、地域医療とケアマネージャーのスムーズな連携を構築するためのツールを開発する。
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